言葉の旅人

葉🌿を形どって、綾なす色彩に耽溺です。

和田-若狭紀行

2006年11月15日 | Weblog
 「和田(わだ)」という地名は如何にも多い。
 河川が蛇行して、流れが緩やかになっているところ、湖沼や海がグッと湾入している岸辺などには付きものの地名と言っていい。
 若狭和田というのも、まさにその地である。
 高浜の海では唯一の漁港ともなって居るのも当然である。
 ただ、ここをか細い付け根とするかのように、大島半島が辛うじてくっついている。
 この半島の名を「大島」と言うように、嘗ては島であったことが分かる。
 「高浜」という程の量の砂が、海流と北からの厳しい風によって、あたかも寄せるべき格好の場所として堆積したのであろう。
 漁港岸壁の手前の海浜公園は随分と整備されていて、のんびりと釣り糸を垂れている人も風景の中に溶け込んでいる。
 しかも、最高の景観として、真西に青葉山が見事な麗姿を見せてくれてもいる。
 一昨日掲載した写真の中央に見るとおりである。