午前中、義母の靴を買い求めに、古くからある町の靴屋さんへ。

ヒデンスがこんもりと。
4月1日、新しい出発をする人にとっては、晴れやかな日になるはずなのに、コロナがますます脅威に。
つまづきにくい靴という看板に惹かれて、店に入る。
「看板のつまづきにくい靴は、どれですか?」
「これですが、何歳くらいの方ですか?」
「92の義母です。杖をついて歩いているので。」
やっぱり履いてみないことにはわからないので、どうしようかと思っていると、
「どうぞ持っていって、お母さんに試してみて。春だからこの色もいいし、こっちも」
と結局薦められて、3足の靴を家に持ち帰ることにした。
「もしかしたら気に入らなくて、買わないかも、それでもいいですか?」
「いいですよー。履かなくてはわからないですもんね。」
古くからある町の靴屋さん。今時こんな靴屋さんはないだろう。
私が、この店を訪れたのは何年ぶりだろう。近くにありながら、職場で履くはきやすい上靴を買い求めた10年くらい前以来だ。
それでも店主が顔を覚えてくれていて、ひとしきり他の話題で盛り上がった。
こういう靴屋さんは、今時かなり珍しいだろう。昔ながらの人と人の信用で。
義母に履いてもらったが、デザインだろう、あまり気乗りがしないようだった。それでも絶対使うときが来るだろうと私が決めて、買うことにした。
すぐ靴屋さんに戻って、買い求めたら、他のお客さんもいたので、何も言わずに安くしてくれた。こういう店がつぶれないでいてほしい。
きょうは、1日雨で、チューリップが傷まないか心配に。

ヒデンスがこんもりと。

4月1日、新しい出発をする人にとっては、晴れやかな日になるはずなのに、コロナがますます脅威に。
あ~あ。
それでもなにかほっとする靴屋さんの対応に出会えた1日。

