「バ~ラが咲いた、バ~ラが咲いた」のバラ日記

リタイア後、バラの庭づくりの記録がわりに始めた日々の生活。

パリ最終日

2018-12-05 01:44:54 | スペイン フランス旅行
充実した旅行も最終日となり、19時の便で帰国する。

午前中にチーズと娘のバッグを買いに出かけた。

ランチは、予約をとるのがとても難しいレストラン。セプティム。



1つ星をとっているが、外にはレストラン名はなく、外観は北欧を思わせる青。
店内は、カウンターが入り口となり、木のテーブルにクロスはなく、隣の席ともほんの少ししか空いていない。

友人同士のオーナーとシェフの考えで、ナチュラルを基本としているらしい。

以前も訪れたが、今回はさらに、期待を裏切るどころか、期待以上だった。

まずはプレッツのようなものに
ゴーダチーズ


何とも言えない海草のソースと白身魚?


なす?の燻製に生ハム にブルーベリーソース?
うーむ、食べたことのない味が。
おいしい!!


主菜は、私は魚にしたら、いかだった。
こんな料理あるの?おいしい!!
おいしい!!


娘は、鶏肉。茗荷が使われていた。フランスに茗荷はないはず。


最後は、デザート。


美味しかった!!大満足!!
最後の日に、こんなにおいしい創作料理を食べられた。
店内は、平日のランチだが、予約で満席。メニューは決まっている。

予約をとるのに大変だったと娘は言う。すぐにうまるらしい、
わかる気がする。
応対も上手い。

また来ようと思った。
娘は、オレンジワイン、白ワイン、赤ワインの3杯も。

そして、空港までのタクシーは、来たときとは大違いで実に紳士的だった。

フランスのくだらないデモの騒ぎを嘆いていた。
相変わらずのパリのひどい渋滞に飛行機の搭乗時間を気にしてくれもした。





パリは雨

2018-12-03 21:37:40 | スペイン フランス旅行
朝のルーブル美術館入り口





ルーブル美術館を抜け、モネのオランジェリー美術館に行く。

オランジェリーまでの道は、静かで人もほとんどいないが、
すぐ横のコンコルド広場は、日曜日から続くデモへの厳戒体制がひかれているようで、警察車両が集結している。

オランジェリーや町中は、まるっきりその緊張感はないが。

オランジェリー美術館の中では、小学校1年生くらいと3年生くらいの子供たちが、絵の鑑賞を学芸員から学んでいた。

モネの睡蓮だけでなく、ピカソ、ルノアール、セザンヌ、マチス、ユトリロ、モディリアーニなどの作品を所有しているオランジェリー。

その中で、あんな小さな子供たちがそれらの作品の鑑賞の仕方を学んでいるのだから、文化に対する深さを感じる。

以前来たときも、スペインでも同様の光景を見た。

日本の学校教育では、ほとんど見られない。

興味深いのは、引率に教師だけでなく、保護者が2、3人ついていること。何かあったら学校の責任ではなく、保護者の責任になるらしい。自己の非を認めることが少ないお国がらかもしれないと思う。

バリの冬



お昼は、娘待望の生牡蠣を食べるため、ガイドブックには載っていない評判の店に出かけた。
知る人ぞ知る店らしい。フランス西海岸の牡蠣だけを取り扱っているとのこと。



小さな牡蠣だけの店。
「ユイトル リー レジス」
一人前 生牡蠣12個とパンとグラス白ワインとコーヒーで34€。
なかなかいい値段だ。

私は、お腹の調子があまりよくなくて、6個に止めておいた。

娘は、私の残りまで食べて大満足。白ワインもすすんでいた。
明日も来たいくらいだと。

後味がミルクのようだった。新鮮な牡蠣だけにお腹の調子を恨んだ。

面白いのは、客は私たちだけだったが、15人入れば満席になる小さな店で、壁掛けの掛け替え工事が行われていたことだ。

手際があまりよくないように思われ私たちが食べるまで続いた。
日本では決してあり得ない光景だと思いつつ、生牡蠣の美味しさに負けた。

あまり愛想の良くないと思われたおかみさんが、店を出るときになって初めて何回も謝ってくれた。
娘いわく、私たちが文句を言う敵意のある客ではないと判断したので、謝ってくれた。と。フランスでは、そういう見方をするよと。

私たちは、その壁掛けの手際の悪さにあきれて笑っていたからか。あまり上手な工事とは思えず、私でもできるかなと思っていたから。

その後、おきまりの買い物へ。
ワインや紅茶だが、一番の買い物は、孫の服だった。以前とは大違い。

デパートのウインドーは、子供たちも大人も楽しめるChristmasの動くしかけのディスプレイである。
日本のデパートもまねしたらいいのに。

帰りは、デモの厳戒体制のため、バスが決まりのコースを来なかったので、苦労したが、娘の経が生きた。








ストラスブール

2018-12-02 23:01:29 | スペイン フランス旅行
朝食をすませ、コルマールの朝の散策に出かける。
昨日の人混みは、どこに消えたかと思うくらい、町は静まり返っていた。


店の看板






ストラスブールに行くため駅に向かう。


Christmasツリーのもみの木を売ってた。車で買いに来ている人たちがいる。
1メートル強くらいの高さで、32ユーロ。根はついていない。
下の幹で切ってある。

ローカル線でストラスブールに向かう。コルマールから30分

ストラスブールの駅
近代的な駅だ。中は、昔の様なので、昔の駅に近代を被せただろう。


大きな町で、続々と人の列が、Christmasマーケットへと続く。

橋を渡って、Christmasの町に入るところで、検問が行われていた。あまり意味のない検問だが、2年前、国境向こうのドイツのChristmas市でテロがあったからだと思う。


世界遺産の大聖堂に向かうと、突如、存在感、威圧感のある大きな建物が目に入った。写真ではなかなかわからないが、
町の中に、忽然と現れた。






ゲーテも絶賛した大聖堂。
天井まである天文からくり時計がちょうど14時になるのを待ち、からくりが一部動いたのを確認した。


Christmasマーケット目当てに世界各国から何百万人もの人が訪れる世界一位のマーケットらしい。
日曜日でもあり、コルマールと同じく、人、人、人の波。
あんなに大きな大聖堂の中でも、身動きできないほどだった。

帰路のため、やっとのことで駅に着くも、ホームに行くまでも人で前に進むことが大変。
列車の乗り方を知っている娘だから、すぐに乗車できたが、はじめてなら案内もなにもなく、戸惑うばかりのフランスの鉄道である。
改札もなく、放送案内もなく、
とにかく自分たちで判断するしかない。

TGVでパリに戻る。





コルマールへ

2018-12-01 18:01:21 | スペイン フランス旅行
パリから一晩だけコルマールに向かう。

土曜日とあってパリ東駅は、荷物を抱えた人や家族連れでにぎわっている。

TGVの1等席を予約してくれたので快適。

車窓から見えるのは、どこまでも続くだだっ広い農地や緑色に染まった牧草地。

高い山はほとんどなく、農地や牧草地のなだらかな丘陵地にところどころ森や林が現れる。
点在する村には、平らな川が自然のままに穏やかに流れている。

以前に、レンタカーで回ったとき
その小川の横でサンドイッチを食べピクニック気分を少し味わったことを思い出す。林の中の平らな川。

昨年訪れたイギリスのコッツウォルズ地方とはまた違う景色。
ドイツ国境近くのアルザス地方の景色。

2時間20分でコルマールに着いた。

ホテルは、観光名所にもなっているメゾン・ド・テール。

頭の家と呼ばれ、ファザードの壁面に100の顔がある。




さっそく町歩きに。Christmas市がたち、町全体もChristmasで飾られている。

アルザスの中世の町並みがそのまま残っているコルマール。




サンマルタン教会


小さな町にこんなに大きな教会があるのは驚きだ。パイプオルガンの大きさにも、ステンドグラスの美しさにも。


最も有名だろうプフィフタの家
宮崎駿監督の「ハウルの動く城」
のモデルになった家
町並みもモデルになっているらしい。



壁面にいろいろな絵が。

各店の看板が楽しい。


中世のそのままの家


しかし、土曜日とあって身動きもできないほどの混雑だ。
Christmas市と町全体の飾り付けと夜のイルミネーションを目当てだろう。
団体客も多数。その人の多さに美しい町並みをじっくり鑑賞することは難しかった。

アルザスのホットワインやホットアップル、焼き栗で喉とお腹を満たす。

クロワッサンとミニトマトの簡単な夕食ですませ、夜のイルミネーションを見に再度出かけた。

とても楽しかったのは、子供用に設置されたサンタとトナカイのメリーゴーランドや馬の乗り物など小さな子供たちが、得意気に乗っていたこと。実にほほえましい。Christmasのための小さな遊園地。何か昔風でよかった。
日本では、まず設置されることはないだろう。
子供は、あのような単純なものが本来好きなのではないかと思う。

大きな木にも、イルミネーション


ちなみに、名物の発酵キャベツや太い大味のソーセージは、お世辞にも美味しいと思えない。
ドイツの味?

明日の朝、観光客がいないときをねらって店の看板を見てこようと思う。







バルセロナからパリへ

2018-12-01 02:10:34 | スペイン フランス旅行
バルセロナをあとに、パリへ向かう。

ホテルH10の目の前のカフェで、2日続けて朝食をとる。

生ハムのフランスパンサンドがとてもおいしかった。パンの味も生ハムも。スペインは、イベリコ豚で有名だが、イベリコでなくても十分おいしい。

コーヒーと果物を合わせても2人で10ユーロ。

昼の飛行機に間に合うように、早めにホテルを立つ。

30分ほどで空港に着いた。

2時間ほどのフライトだったが、後ろのスペイン人男女の話し声がうるさくて辟易。
2時間ずっーと喋り続けていた。しかも大きなだみ声。いい加減にしてと怒りたかった。よくもまあ、黙っていることなく喋り続けるものだ。

シャルルド・ゴール空港からタクシーでパリのアパートメントホテルに向かう。

それが最悪のタクシー運転手だった。料金は、規定の55ユーロ。ぼられたわけではない。

乱暴で不安定で、遠回りで、目的地近くでは、バイクの進行を邪魔したために、バイクに車を傷つけられた。

私たち客を乗せているにもかかわらず、途中で車を止め、傷を確認して怒っている。

乱暴な運転が招いた結果なのに。自暴自棄だと思うが本人は自分は悪くないと言っていた。

料金をぼられなかったのは、悪い運転手ではないだろうが、バルセロナの空港までの親切な紳士的なタクシーとは大違い。
娘は、チップをわたすのをやめた。

さらに、空港から少し来たところの信号待ちでは、移民の集団の治安の悪さに、不安になった。以前にはあまりなかった光景だ。

渋滞で止まっている車の間を歩き回り、中を覗いていく。時には窓をたたいている。

急いでバッグを下に隠した。早く信号がかわってほしかった。

パリに留学していた娘の言うことには、渋滞をさけてわざわざ遠回りした結果、かなりの治安の悪い地区も通ったらしい。
一目で治安の悪さがわかった。
その地区が更に治安の悪さを感じさせると。

これまで住んでいた住民にとっては、フランスはじめドイツやアメリカが騒ぐのも無理ないかなという気がしてくる。今後ヨーロッパやアメリカは、大変な状況になると予想された。
それほどの不気味な地区を垣間見てしまった。
明日から、十分な用心が必要だ。

夕食は、持ってきたご飯レトルトと梅干し、急いで買ったブロッコリーですませ、パリオペラ座のバレーを見にバスティーユ会場に出かけた。

シンデレラ物語を現代版にアレンジした演目。

ベテランプリマのシンデレラと若手有望株の王子を中心に非常に面白かった。

物語もバレーの振り付けもアレンジされ、見ごたえある公演だ。
2700強の座席は、ほぼ埋まっている。

高級地区に位置するホテルに22時半過ぎに戻ってきたが、昼間見た治安の悪い地区とは大違いの雰囲気である。

日本には地区にそれほどの大きな違いはないだろう。複雑な気分だ。
夜のセーヌ川


夜のエッフェル塔


明日はコルマールに行く。