クワババの日記

いろいろな事に興味深々

映画「こんばんは」

2007年02月04日 | Weblog
ウェル戸畑に映画「こんばんは」を観に行ってきました。

この映画は、戦後の混乱や家の事情で学校に通う事のできなかった高齢者や、在日外国人、不登校の若者…様々な理由で、教育を受けられなかった人達(16歳から92歳、国籍80カ国)が通う夜間中学校で、年齢や国籍の壁を越え、助け合い共に学ぶ姿を温かい視点で捉えた、ドキュメンタリー映画です。

今は、学校で教育を受ける事は当たり前ですが、ここに学びに来ている人たちは、勉強出来る今をとっても幸せに思い、生き甲斐にしています。
漢字が読めなくてどれ程苦労したか、毎日新しいことを学び知らなかったことを習い覚える喜びに満ちていました。


この映画は副音声・字幕版なので、会場には視覚・聴覚障害者の方もボランティアのサポートを受けて大勢観賞にみえていました。
盲導犬を連れた方が何人もみえていましたが、盲導犬の行儀の良いのにはあらためて感心しました。

学歴を得るためだけの勉強と異なり、学ぶ事に喜びを感じる授業に笑ったり、泣いたり感動した映画でした。