木星の月にイルカが住んでいるか

2006-08-31 | news

 Europa:http://www.solarviews.com/raw/jup/europa.jpg(高解像度写真) 写真右  

地球外にイルカが生息か USA

Pravda March 10,2006
 
地球外からのメッセージ - 研究者たちは今、イルカが行なうコミュニケーションの解明に努めている。この試みはイルカと会話をするためではなく、イルカのロジックを理解し、地球外生命体からのメッセージの解読に役立てようとしているからだという。

仮に、科学者が地球外生命体からコード化されたメッセージを得たとする。メッセージを受信し理解するためには、宇宙に存在するノイズからメッセージを選別し、解読される必要がある。カルフォルニア・マウンテンビュー地球外知的生命体探査協会の研究者ローレンス・ドイルによれば、彼はイルカの言語を用い、地球外生命体の存在を確認する方法を思いついたという。

ドイルと米カルフォルニア大学の専門家チームは、シンボル、例えばDNA構成、数、手紙の一文など、どんな文をも分析できる数学的な技術を用い、イルカの用いる言語の研究に取り組んだ。

まず、信号が本当に意味のある情報を含んでいるのかを知る必要がある。米ハーバード大言語学者のジョージ・ジップは、英文でタイプされた異なる文字を解析する方法を考案。典型的な英文中に発生する文字をカウントし、文字の発生頻度に応じ図表を作成した。すると、図表の描く傾斜は-1の値を持つことが判明。他の言語であれ、傾斜の値は同じであり、意味の無いランダムな文字の組み合わせは、まったく傾斜を持たないことが分かった。

今回、イルカの言語研究において、このジップ方式が用いられた。そして、調査の結果はにわかには信じられないものであった。イルカの鳴き声は人間の言語が示す図表の傾斜と同様の値を示したのである。また、意外にも猿の鳴き声はイルカに比べ遥かに原始的であることが判明した。研究者によれば、これはイルカの知性が人間に近いことを示しているのだという。そして、研究は彼らが一体何を語っているのかを解明する段階へと進もうとしている。

長年、イルカは奇妙な理論を創り出す発想の源となっている。最新の理論では、米ケネディ宇宙センターの天文学者サイモン・クラークの提案した「木星の月であるエウロパにイルカが住んでいる」という理論である。彼は2006年1月、フロリダでの記者会見で「イルカは太陽系で人間の次に知的な生命である。」と語った。

米航空宇宙局NASAは、木星の長年にわたる高度400kmからの調査により、木星の月であるエウロパの厚い氷の下でいつくかの動きがあることに気がついた。伝えられるところによれば、氷に覆われた中から何者かの鳴き声が音センサーに検出されるのだという。NASAは最近まで宇宙探査船ガリレオの任務に関するデータを機密としたが、調査結果の詳細は報告されている。

「データをコンピュータ解析した結果に驚きました。エウロパの海洋から発する音の頻度は、イルカが発する音とほぼ等しく、誤差はたったの0.001%です。」とクラークは語る。

現在、エウロパの海でコミュニケーションを取っている生命体が何なのか特定できないが、クラークの斬新な理論によればイルカが地球外に存在している可能性を秘めている。
 
コメント
「ユダの福音書」に関するマービン・マイヤー教授インタビュー記事を読んでいたら、
いつの間にか上の記事につきあたった。
「ルーマニア政府 魔法を合法化」などという記事もある不思議なサイト。 
半信半疑で、ソースを求めてPravdaをクリックしたところ、たしかに元記事あり。
Pravdaとはあのプラウダか?と思い、少し読んでみると、なにやらそのもよう。
魔法にかかったような気分(今日はコーヒーと麦茶しか飲んでいません)。
しかし、木星の月にイルカがいるのなら、私は満足。
研究の進行を待ちたい。 
 
NASAサイトによると、エウロパはたしかにずっと科学者たちの関心を引き続けてきた衛星であるとのこと:
 
「太陽系の生成期、海がエウロパを覆っていた。過去液体が存在していたのだから、生命が生まれ、現在も存在するのではないか?生命の主要な構成要素は水と熱、それに(彗星や隕石から得られる)有機化合物である。エウロパはこの3つすべてをもつ。惑星探査機ガリレオから得られた写真とデータから、科学者たちは、比較的最近まで氷で覆われた表面下に海が存在していて、現在なお存在するのではないかと信じている。」
 
http://solarviews.com/browse/jup/eurpast.jpgも幻想的で迫力がある。