鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

鳥海山の植物 その35 山毛欅(ブナ)

2019年12月31日 | 鳥海山
山毛欅 ブナ ブナ科 ブナ属
 五月、根開き。こういう風に気の根元から雪が丸く融けていくのを根開き(ネビラキまたはネアキ)と言います。このころは道路も山雪荘のあたりまでしか雪融けしていませんのでそこから歩きます。滝の小屋までほぼ直登です。最後の方は十歩歩くごとに一休み。

 木偏 に無。「橅」とも書きますが、使い道の無い木だから橅なんだよとも聞きましたが、たしかに乾燥してからも曲がりやすいとか様々な理由からそう言われたようです。
 この傾斜ゆるそうに見えてキツイ。こんな風景もあと一か月もすれば、
 鶴間池の周辺です。
 百宅口秋


 余話
 パチンコの台には釘との相性がいいということで山毛欅の単板を積層の合板として使っていた(いまも?)そうです。やはり金儲けのために自然を食いつぶしていたのですね。


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