鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

鳥海山の植物 その36 丸葉万作(マルバマンサク)

2020年01月01日 | 鳥海山
丸葉万作 マルバマンサク マンサク科 マンサク属
 満作とも書くようですが、この花が咲くと鳥海山にもようやく春が来たという気がします。ブルーラインの入り口あたりで見かけます。亜高山帯では見かけないので、高山植物の本には載っていません。まず咲くから「まんさく」だともいわれています。太平洋側に分布する万作に比べ葉が丸みを帯びており、雪の多いところに適応するように変化を遂げた寒冷地型なのだそうです。
 一月なのになぜ春だって。新暦の一月はもちろんまだ冬ですよね。新暦の一月は旧暦ではまだ十二月です。新暦の二月が旧暦での正月、すなわち春なのです。旧暦と新暦が季節の様々な行事などにおいて現在はごっちゃになっているのです。ついでながら、旧暦では十二月三十一日、というのはありませんでした。季節は月齢が元となっていました。周期が29.5日ですね。十五夜というのも月の半分という事です。
 以上聞きかじりでした。


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