鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

大物忌神社蕨岡口の宮社殿跡地へ

2020年03月08日 | 鳥海山
  久しぶりの青空に鳥海山が今日はくっきり。先日、雪で行けなかった大物忌神社蕨岡口の宮社殿跡地へ散歩に行ってきました。
 三の鳥居の手前山の上へと続く石段を結構な距離登ります。

 途中、峯中石碑伝(ぶちゅうひで)という峯中修行の記念碑があります。
 ここからまた一汗かきます。


 今は周囲に木が生繁って石碑の周りの空地はそれほどありません。この場所にあれだけ大きな拝殿があったとは想像もつきません。
 社殿跡の後ろも木に覆われていますが、遠くに鳥海山の山頂が見えます。かつては社殿の奥に鳥海山が雄大な姿を見せていたのでしょう。

 しかし、今の状況を見ると、ここもいつかは「大物忌神社蕨岡口の宮跡」になってしまうかもしれません。だからと言って、観光だ、インバウンドだなどと言ってもそれは救えません。それらを廃して日本の文化を保持できる方策を考えなければならないのですが、やっぱり無理かなあ。
 宿坊の一つ、宝泉坊の玄関側には薄桃色に蕾がひらき始めていました。
 杉沢へ行く途中からは、笙ヶ岳、鍋森の姿がはっきりと望めました。かつての道者はこの景色を見ながら参拝へと向かったのでしょう。
 帰り道は「ちどり」でラーメン、煮干しの出汁がたっぷり、スープも麺も美味しいけどチャーシューが小さいなあ。

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