鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

塞道絵幕(大壽和里大祭事)

2024年06月01日 | 兎糞録

 大壽和里大祭事(おすわりだいさいじ)

 塞道絵幕は酒田の小正月の行事である行事である塞道(道祖神)祭の際に各町内の神宿(とや、と読みます。)の塀に飾った幕です。その中の一枚、三方領地替えで庄内に無事残った「大壽和里大祭事-酒井候御安堵祝宴」の様子を描いたものです。全幅9.7m、高さ1.97mの大きなものです。

 スイカを振舞っているのは『スイカを割る』という言葉や、スイカが熟すことを庄内地方の方言で『すわる』と言うことに、酒井家が『居座る』ことをかけて祝っている、ということです。いやはや、一日中見ていても飽きません。


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