手術してもらっていたら、どうだったんだろう?って 思ってしまいます。
亡き母のことです。
卵巣がんの手術。
癌の腫瘍を切除する手術。
予定の時間より びっくりする程 早くに
手術室から 呼ばれた私。
ドクターが 「 癒着していたので、腫瘍が 破裂した。」と、
まるで、腫瘍が、また 母が 悪いように 説明をうけました。
結果、やはり再発し、
抗がん剤治療も効果なく、
私の家での 在宅医療で、亡くなっていった母。
癒着していたのだから、仕方がない、と思い続けてたのですが。。。
‘ ドクターX ’ を見ていると
「 おお! 癒着しているぞ!! 」 と 困っている執刀医のもとに 現れ、
見事に 摘出してみせる そんな‘ ドクターX ’。
母の執刀医の腕が よくなかったのかな?
うん。 癒着していても ちゃんと摘出できるんじゃないの?
でもでも、心に浮かぶのは、
母は 母が与えられた ‘ 時 ’ で 亡くなったと。
在宅医療を決めた時、
依頼したドクターが 言われました。
「 約束ですよ。
出来なかったことばかり 思ってしまいますが
出来たことを しっかり思って下さいね。 」
うん。
母は、夫 娘 私(寝ていませんが。)が 布団を 並べた、
そんな状態の中、
全く 苦しむことなく、静かに静かに 息をひきとりました。
あれで よかったんだ。
あれが よかったんだ。
今日は、そんな母の80回目の誕生日。
おめでとう。 おめでとう。。。。