双極性障害と歩む

主婦として、母として、の毎日を、つづっています。

‘ ドクターX ’ に、

2016-11-04 07:23:01 | 双極性障害とともに。

 手術してもらっていたら、どうだったんだろう?って 思ってしまいます。

 亡き母のことです。



 卵巣がんの手術。

 癌の腫瘍を切除する手術。



 予定の時間より びっくりする程 早くに

 手術室から 呼ばれた私。



 ドクターが 「 癒着していたので、腫瘍が 破裂した。」と、

 まるで、腫瘍が、また 母が 悪いように 説明をうけました。


 
 結果、やはり再発し、

 抗がん剤治療も効果なく、

 私の家での 在宅医療で、亡くなっていった母。



 癒着していたのだから、仕方がない、と思い続けてたのですが。。。


 
 ‘ ドクターX ’ を見ていると


 「 おお! 癒着しているぞ!! 」 と 困っている執刀医のもとに 現れ、

 見事に 摘出してみせる そんな‘ ドクターX ’。 




 母の執刀医の腕が よくなかったのかな?



 うん。 癒着していても ちゃんと摘出できるんじゃないの?





 でもでも、心に浮かぶのは、

 母は 母が与えられた ‘ 時 ’ で 亡くなったと。



 
 在宅医療を決めた時、

 依頼したドクターが 言われました。

 
 「 約束ですよ。


   出来なかったことばかり 思ってしまいますが


   出来たことを しっかり思って下さいね。 」
 


 
 うん。



 母は、夫 娘 私(寝ていませんが。)が 布団を 並べた、

 そんな状態の中、

 全く 苦しむことなく、静かに静かに 息をひきとりました。



 あれで よかったんだ。

 あれが よかったんだ。
  


 今日は、そんな母の80回目の誕生日。


 おめでとう。 おめでとう。。。。