アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

なんとか「イチゴ」となんとか「ベリー」

2021-05-15 18:08:34 | みんなの花図鑑
カジイチゴ

カジイチゴは一季なりのキイチゴで、地下茎を伸ばしどんどん広がっていきます。



カジイチゴは「集合果」(小さい粒が結集している)。



実は黄〜橙色で種子は多く、食べると口の中でプチプチとした食感を感じます。



一粒一粒の先端にやや色の濃い部分があります。




3月下旬に撮った カジイチゴの花です。





ナワシロイチゴ

きょう(5月15日)の撮影です。まだ花の状態です。



立ち上がっているのは たくさんのめしべです。



おしべと花弁のほうは まだ内側にカールしています。



6月下旬に撮った ナワシロイチゴの集合果です。





マルベリー

マルベリーと言ってますが、要するに「クワ(桑)」のことです。



「マルベリーとして好まれている西洋桑は日本の桑と同じ桑ですが、葉より実の収穫を主としています。ジャムやシロップ、果実酒などに使われています。」(LOVEGREEN「桑の実とマルベリーは同じ?」)



子どもの頃のクワを食べた記憶によると、実が赤いうちはまだ硬くて食べても酸っぱいだけで・・・



黒くならないと甘くなかった。




去年別のところで撮った マルベリー。粒々の先にめしべの柱頭が枯れてついています。




マルベリーの花。白い毛のような部分が めしべの柱頭。






ジューンベリー

5月15日のジューンベリー。果実の赤ちゃん。



果実のときは ジューンベリーと言ってますが、花のときは アメリカザイフリボク といったほうが似合ってるかな?(←個人の感想です)



果実の頭の赤い部分は 萼片です。(子房下位)




4月7日に撮ったジューンベリー(アメリカザイフリボク)の花後です。(子房下位)


アリウム・ギガンテウム - 背景をぼかす

2021-05-15 09:50:20 | みんなの花図鑑

コンデジの散歩、畑に植わっているアリウム・ギガンテウム篇です^^
間隔をあけて一列に植わっているのを撮るときは コンデジで撮ると距離が縮まり、複数のネギ坊主が一列に並んでいるかのように撮ることが出来ます。
ですが、遠くのものもしっかり映りこんでしまっています。



これは 上の画像を オンラインソフトで背景をぼかしたものです。
こんどは ネギ坊主だけが切り取られて宙に浮かんでしまいました (ToT)




再度 コンデジで撮ったアリウム・ギガンテウム、縦アングルバージョンです。
茎の長さと葉を写すために 縦で撮ってみました。
背景がやっぱり邪魔です。



上の画像を、再度、オンラインで「背景切り取り」を実行したものです。
オンラインソフトの名前は Adobe Photoshop Express です。




3つめのコンデジ画像です。




上の画像を 同じソフトで背景ぼかしたものです。
だいぶいい感じになってきました。
実は 背景のボカシ度?は 任意にレベルを調整できるのです(▼)


ただし、どの範囲をぼかさないか(切り取る範囲)は自動ですので、対象が人物でないと被写体がうまく認識できません。茎や葉も被写体なのに ネギ坊主だけになってしまいます。



ここからは 一眼レフの画像です。

むかしむかし、畑での会話
― こんにちは~ このムラサキのネギ坊主は何という植物ですか?
― ああ、あんたか。え~と、何と言ったかな。ちょっと忘れたで かあちゃんに聞いてくるわ~




アリウム・ギガンテウムというと情報がさっぱりありませんが、
「アリウム Allium」は(日本語では 「ネギ属」となってますが)もともとは「ニンニク」のことだったのです。
「ギガンテウム giganteum」のほうは 「巨大な」の意味なのです。ほら、英語の giant(ジャイアント) と似てるでしょ (^^ゞ
アリウム・ギガンテウムというと分からないけど、早い話、「デカニンニク」とか言えば 雰囲気出てるでしょ (^^♪
よく「ギガンゥム」と表記されてますけど、間違いだということも分かります。

ちなみに ジャンボニンニクは Allium ampeloprasum var. ampeloprasum といいます。



6弁花でおしべも 6個。
真ん中に 花盤に支えられて めしべが立っています。