「ウツギ」の名が付く木には アジサイ科のウツギと、タニウツギなどスイカズラ科のウツギと、ミツバウツギ科のウツギとあります。
きょうは アジサイ科のウツギを取り上げます。
八重のウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/30/050d3c84469e671b3966a9158ac6c5d1.jpg)
正式には 何というのか分かりませんが、見てのとおり 八重のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/23/382f87c625094f1ecceaa7356957d819.jpg)
雄しべが花弁にメタモルして 八重咲きの花になるのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a4/f9251aa6bfe07a00777dccc92f174d14.jpg)
ということは、めしべはまだ残っていて・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5e/14e57e74adb067f3ec3bedfc442607c9.jpg)
他家の花粉を受粉すれば、果実ができるということでしょうか?
ウツギ(ピンク)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/93/deadb118d91662ff4fdbcdc399689f6c.jpg)
こんどは ピンクの花弁のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/4f/7e9c8c21132db00f7104ac91e429622c.jpg)
花弁は5枚、こんどは 雄しべがしっかり伸びています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/d8/61d73e7b3ad0e2072c5ddc98eee79662.jpg)
アジサイ科の空木3兄弟(ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ)は おしべに特徴があって、雄しべの花糸がきしめんのように扁平になっているのです。
(あとで観察します)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/47/f63d084262b0e31278fb2b5aa0893841.jpg)
それから、花弁とおしべが散った花をみると、分厚い花盤(蜜腺)があったことが分かります。
ウツギ(ピンク)その2
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/52/e654988fa4f63038be9c13d63db6fdf6.jpg)
これは別の場所で見た ピンクのウツギです。
ウツギ・マギシェン(Deutzia ‘Magician’)というウツギの園芸品種がありますが、もしかしたら それかも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/03/fba0fc64ca182631a394082420415eed.jpg)
そういえば、サクラウツギという園芸品種もありますね。
どう区別するのか よく分かりません。
ともかく、先述した雄しべのかたちを観察してみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/67/9a086831217d3f6c3778939bb0231430.jpg)
アジサイ科の空木3兄弟(ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ)は
おしべの「花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。」(松江の花図鑑「ウツギ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ba/be9ae07e8794fc22ae218a7b070b66aa.jpg)
「ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/91/58cee440e6cce873fe99b5efc11cc557.jpg)
「ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。」(同上)
どうでしょう?
3種類のうち、このピンクのウツギは 「角のように突き出している」ように見えませんか (^_-)-☆
ヒメウツギは背が低いことが多いのですが、この木は私の背より高かったです。
サラサウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/15/203fe28064e241c095ae1620951f9332.jpg)
小振りで、花びらの外側が薄っすらとピンク色のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b8/f008373ae47e04ba668cc774283c8cb5.jpg)
花弁の内側は 白いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/66/98f267d8768b81447e7fc01e5285349d.jpg)
学名:Deutzia crenata f. plena
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ef/570b530d99d48289f59d8c3c323be58f.jpg)
別のところで撮ったサラサウツギです。
バイカウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/8d/56c2bd537679e0c1537ca59259f43252.jpg)
西尾市憩の農園にて。
バイカウツギはもともとは4弁花なのですが、この園芸品種は 八重化しつつあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ad/cfbc3a2dc2dfb280d7b01cf22b23c9f6.jpg)
雄しべのほうは ウツギのような特徴的な花糸でなく、普通の花糸のようです。
雌しべの柱頭は4裂しています。
バイカウツギ ’ベル・エトワール’
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/65/6c3f83f54bf3a1f408c032a7ff103fef.jpg)
安城デンパークにて。
学名:Philadelphus ’Belle Etoile’
フランス語で Belle は(美しい)、etoileは (星)の意です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d7/075b9d247bbab12cc90b0083fc12cd9e.jpg)
梅の花に似ているから「梅花」空木ですが、梅の花は5弁花、たいしてこれは4弁花です。
’ベル・エトワール’ は 西洋バイカウツギの交配種です。花弁の根元が赤紫色なのが特徴です。
きょうは アジサイ科のウツギを取り上げます。
八重のウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/30/050d3c84469e671b3966a9158ac6c5d1.jpg)
正式には 何というのか分かりませんが、見てのとおり 八重のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/23/382f87c625094f1ecceaa7356957d819.jpg)
雄しべが花弁にメタモルして 八重咲きの花になるのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a4/f9251aa6bfe07a00777dccc92f174d14.jpg)
ということは、めしべはまだ残っていて・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5e/14e57e74adb067f3ec3bedfc442607c9.jpg)
他家の花粉を受粉すれば、果実ができるということでしょうか?
ウツギ(ピンク)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/93/deadb118d91662ff4fdbcdc399689f6c.jpg)
こんどは ピンクの花弁のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/4f/7e9c8c21132db00f7104ac91e429622c.jpg)
花弁は5枚、こんどは 雄しべがしっかり伸びています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/d8/61d73e7b3ad0e2072c5ddc98eee79662.jpg)
アジサイ科の空木3兄弟(ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ)は おしべに特徴があって、雄しべの花糸がきしめんのように扁平になっているのです。
(あとで観察します)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/47/f63d084262b0e31278fb2b5aa0893841.jpg)
それから、花弁とおしべが散った花をみると、分厚い花盤(蜜腺)があったことが分かります。
ウツギ(ピンク)その2
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/52/e654988fa4f63038be9c13d63db6fdf6.jpg)
これは別の場所で見た ピンクのウツギです。
ウツギ・マギシェン(Deutzia ‘Magician’)というウツギの園芸品種がありますが、もしかしたら それかも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/03/fba0fc64ca182631a394082420415eed.jpg)
そういえば、サクラウツギという園芸品種もありますね。
どう区別するのか よく分かりません。
ともかく、先述した雄しべのかたちを観察してみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/67/9a086831217d3f6c3778939bb0231430.jpg)
アジサイ科の空木3兄弟(ウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギ)は
おしべの「花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。」(松江の花図鑑「ウツギ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ba/be9ae07e8794fc22ae218a7b070b66aa.jpg)
「ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/91/58cee440e6cce873fe99b5efc11cc557.jpg)
「ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。」(同上)
どうでしょう?
3種類のうち、このピンクのウツギは 「角のように突き出している」ように見えませんか (^_-)-☆
ヒメウツギは背が低いことが多いのですが、この木は私の背より高かったです。
サラサウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/15/203fe28064e241c095ae1620951f9332.jpg)
小振りで、花びらの外側が薄っすらとピンク色のウツギです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b8/f008373ae47e04ba668cc774283c8cb5.jpg)
花弁の内側は 白いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/66/98f267d8768b81447e7fc01e5285349d.jpg)
学名:Deutzia crenata f. plena
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/ef/570b530d99d48289f59d8c3c323be58f.jpg)
別のところで撮ったサラサウツギです。
バイカウツギ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/8d/56c2bd537679e0c1537ca59259f43252.jpg)
西尾市憩の農園にて。
バイカウツギはもともとは4弁花なのですが、この園芸品種は 八重化しつつあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/ad/cfbc3a2dc2dfb280d7b01cf22b23c9f6.jpg)
雄しべのほうは ウツギのような特徴的な花糸でなく、普通の花糸のようです。
雌しべの柱頭は4裂しています。
バイカウツギ ’ベル・エトワール’
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/65/6c3f83f54bf3a1f408c032a7ff103fef.jpg)
安城デンパークにて。
学名:Philadelphus ’Belle Etoile’
フランス語で Belle は(美しい)、etoileは (星)の意です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d7/075b9d247bbab12cc90b0083fc12cd9e.jpg)
梅の花に似ているから「梅花」空木ですが、梅の花は5弁花、たいしてこれは4弁花です。
’ベル・エトワール’ は 西洋バイカウツギの交配種です。花弁の根元が赤紫色なのが特徴です。