アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コンデジもって花散歩 (6)

2021-05-13 19:54:14 | みんなの花図鑑
コンデジの散歩、午後は田んぼの畦の花たちです。(一部、午前と重複します)


ブタナ

ブタナ(豚菜)とはひどい名前を付けたものです。
「和名の「ブタナ」は、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっている」(wiki「ブタナ」)



子供のころは こんなに群生してなかったように思います。
調べると、ブタナはヨーロッパ原産の帰化植物で、渡来したのは 昭和初期とのことです。



別名をタンポポモドキというそうです。
「日本で1933年に札幌市で初めて発見された際はタンポポモドキと命名されたのだが、翌年の1934年に兵庫県六甲山で見つかった同種の植物にはブタナと名付けられ、現在はブタナのほうの名称が主流となっている。」(wiki 「ブタナ」)



見てのとおり、タンポポに似たキク科タンポポ亜科の野草です。頭花は舌状花のみで出来ています。



やはり綿毛を作ります。




シロツメクサ

緊急事態宣言下ですが、散歩する人は多いです。



シロツメクサとはいわゆる「クローバー」のことです。
ただし クローバーというと、マメ科シャジクソウ属の多年草の総称で、シロツメクサに限定されないということです。



なぜ「詰め草」と呼ぶようになったか?
「詰め草の名称は1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来する。」(wiki 「シロツメクサ」)








マツバウンラン

マツバウンラン(松葉海蘭)は、もとゴマノハグサ科、現在オオバコ科の野草。
以下、画像だけですが m(_ _)m










〔参考〕

参考までに、これは 一眼カメラにマクロレンズを装着して撮った マツバウンランの花筒のお尻についている「距」です。








生えているのは麦畑(麦の田んぼ)の畦です。



ムギ














マメグンバイナズナ

午前中も取り上げましたが、もっときれいに群生しているところが見つかりました。
























コンデジもって花散歩 (5)

2021-05-13 09:50:31 | みんなの花図鑑
コンデジの旅、今日は 田の野草です。


キツネアザミ

キツネアザミは アザミと同じキク科アザミ亜科ですけど、アザミ属ではなくキツネアザミ属という独立した属の植物です。



それが証拠に アザミのようなトゲがない(^_-)-☆



名前の由来は、アザミに似ているが実際はちがうので、キツネに騙されたようだというところからとの説が一般的です。
他に、越年草なので毎年違った場所に姿を現すので、狐火のように動くという意味でキツネアザミとなったという説もあります。



でも 私は 狐の嫁入りのようにやさしい雰囲気があるから、と思ったりしています (^^ゞ


〔参考〕

これは 昨年の5月初めに 一眼レフで撮ったキツネアザミです。
この時の画像は ここ にアップしてあります。よろしかったらどうぞ(^^♪




マメグンバイナズナ

ふつうのナズナ(ぺんぺん草)に比べると 細かく穂の花数が多いので、初めて気が付いたときは 花壇から逸散してきた植物かと思いました。



マメグンバイナズナの「マメ」は「グンバイナズナ」より小さいことからなのですが、「グンバイナズナ」のグンバイは相撲の行司が持ってる軍配に果実が似ていることからつけられた名前ということです。



その(マメのつかない)「グンバイナズナ」のほうですが、あまり見たことがありません。
というか、画像を見ると 「ナズナ」(ぺんぺん草)そっくりなのです。
で、どう区別するか?
果実を見ます。
ナズナの果実は別名(ぺんぺん草)のとおり三味線のバチの形に似ています。
グンバイナズナのほうは 名前のとおり 軍配に似ているのです。



〔参考〕

これは (センサーに傷がついた)一眼レフで、同時に撮った画像です。


12月に一眼レフで撮った マメグンバイナズナ もあります。けっこうきれいですよ、っと自画自賛 (^_-)-☆