アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ビブルヌムとは「ガマズミ属」

2021-05-07 18:10:28 | みんなの花図鑑
ビブルヌム・ステリーレ

安城デンパークの花木園のシンボル的花木のひとつがこの ビブルヌム・ステリーレ。
「ビブルヌム」というと難しいけど、英語読みして「ビバーナム」、要するに「ガマズミ」の仲間です。

ステリーレは 品種名で、正式には

上の樹名板のように Viburnum macrocephalum ‘Sterile’
というのがフルネームのようです。



撮影したのは ちょうど一ケ月前(4月7日)になります。(もう一か月たったんですね)
バックのピンクは たぶんデンパークの桜(ヤエベニトラノオ)。



球形の花は オオデマリそっくりです。




オオデマリも ビブルヌム(ガマズミ属)で 学名は Viburnum plicatum f. plicatum だったのです。




ビブルヌム・バークウッディ ’コノイ’

ビブルヌムといっても 上のステリーレやオオデマリのように 毬(まり)型ではありません。
どちらかというと 本家ガマズミに近くなっています。















コバノガマズミ

これは 4月23日、野外民族博物館リトルワールドで撮ったガマズミ属です。



スマホの Google Lensアプリで検索したら コバノガマズミと出ました。




ガマズミ

こちらが (まだつぼみの状態ですが)本家?ガマズミです。



岡崎市の東公園で 4月29日撮影しました。



これは 秋に(2020-11-10)撮影したもので、花と紅い実が一緒に咲いていました。(@愛知県緑化センター)




エゴノキ~タカノツメ - 雨の中

2021-05-07 10:18:29 | みんなの花図鑑
エゴノキ(エゴノキ科)からタカノツメ(ウコギ科)まで、雨の中で撮った花の画像、一挙公開で~す。

エゴノキ (白)

エゴノキはエゴノキ科エゴノキ属。


新枝の先に白色の花が1〜6個垂れ下がってつく。(樹に咲く花)
中央一番上の花、「エゴノキの花は花冠と雄しべだけがぽろりと落ちて美しい」(後述)



エゴノキ(赤)

最近は 赤花(ピンク?)の花のエゴノキもよく見られるようになりました。
(安城総合運動公園にて)


花冠は5つに裂けて星形を示し、内部に雄しべが10本リング状に並んでいる。(3D植物園「■エゴノキの花は花冠と雄しべだけがぽろりと落ちて美しい」)


雄しべに囲まれて 中からそれより長いめしべが伸びています。
秋には丸い果実が実ります。



テイカカズラ

雨合羽を着た子供が 雨宿りするところをさがし走っていくようです (^_-)-☆

それで思い出しました
〔みちくさ〕
インドネシアではよく雨が降ります。街を歩いていて雨に会うと、人びとは
 Hujan turun, kambing lari
といって、笑って店の軒先へ逃げ込みます。(雨季に入っても人々はほとんど傘を持たないのです。すぐ止むさ~)
Hujan(フージャン)は「雨」 turun は「降る」
kambing(カンビン)は「ヤギ」 lari(カタカナで書けば「ラリ」ですが LとRで日本人が大の苦手な発音です)は 「走る」という動詞。
たった4語なので すぐ覚えました。「フージャン トゥールン、カンビン リ」
直訳すれば「雨が降る(と)ヤギさん 走る」なのですが、「だから、何なのさ、どういう意味なの??」
向こうの学生何人かに しつこく尋ねても 「その通りの意味ですよ」というだけで、さっぱり解せません。
現地にいるときは 結局分からなかったのですが、帰ってきて 英語経由で少し事情が分かってきました。
「物語/おとぎ話を終わらせる表現、話の終わり」に用いる常套句みたいなものだったらしいのです。




キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木。(wiki「テイカカズラ」)


「有毒植物。花は房状の花序が垂れ下がったところにつく。花弁の基部は筒状で、先端は5裂して広がる。それぞれの裂片は先端が断ち切られて丸まったような三角形で、それぞれにわずかにねじれ、全体としてプロペラ状になる。花ははじめ白く、次第に淡黄色になり、ジャスミンに似た芳香がある。」(同上)




アスパラガス

「クロンキスト体系ではユリ科に含めているが、分子系統学によるAPG植物分類体系ではキジカクシ科に属している。雌雄異株である。」(wiki「アスパラガス」)


「雌雄異株であり雄株のほうが勢いが強く収穫量も多いが、1年生株の促成栽培では雌株の方が茎径が太く、成育が旺盛である。しかし外見では見分けられないので、花が咲くまで待つ必要がある。」(同上)




ベニチョウジ

ベニチョウジ(紅丁字)は ナス科の植物。


学名は Cestrum elegans で、
Cestrum はギリシャ語のkestron(=彫刻刀) から。
elegans は 「エレガンス(優美)な」の意。





アイビーゼラニウム

名前が分からなかったので、スマホの Google Lensアプリで検索してみた結果、この名前が一番近いと思いました。


nokoさんに教えてもらい、普通のゼラニウムでよいと分かりました。
nokoさん、ありがとう (^^♪





タカノツメ(ウコギ科)

このタカノツメだけは もう一回前の雨の日( 「♪ アカシアの雨にうたれて」参照)に撮ったものです。



撮った時は ウコギ科の花に似ていると思いましたが、名前が浮かばず・・・



葉は 3出複葉ですが、かたちがカキの木の葉に少し似ているので、一層混乱し・・・



掲示板にお尋ねして、ようやく思い出したという覚えにくい名前の木です。



「タカノツメ」という名は この木の冬芽のかたちから来ているのだそうですが、あまり冬芽の観察してないので思い浮かばないし、だいいち鷹の爪なんて見たことないしぃィ (´∀`)