アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コンデジもって花散歩 (4) 樹木篇

2021-05-12 16:07:42 | みんなの花図鑑
コンデジの旅、今度は 樹木篇です^^


センダン

矢作川河川敷の木(センダン、ヤナギ)はごっそり伐採されてしまったので、サイクリングしながら 代替センダンの木を探します。
そして見つけました! 小河川の橋のたもとに、わりかし背の低い花の咲いているセンダンを (^^)/



上2枚は 望遠側で撮ったものです。



そして、同じコンデジで、手に取って観察できる枝をもって、なるべく近くで大写しを狙います。
↑これでは まだ不十分です。



このコンデジは SONYのDSC-HX90Vという光学30倍ズームのコンデジなのですが、コンデジによくあるマクロモードがありません。(手動で近距離にピントを合わせようとすると、結果としてマクロ撮影になる)
近くに寄るには 広角側でないと寄れません。
いろいろ苦労して、一つの花にだけ 偶然ピントが合っていたというのが、上の一枚です (´∀`)

ただ、このコンデジ、ファインダーをもっています。
そして、すぐ後で述べるように、ファインダーのないコンデジに比べれば、撮影能力は格段にすぐれています。(それを再認識しました)






せっかくセンダンの花を見つけたので、翌日(つまり きょうのことです)別のマクロモードのあるコンデジと 一代前の一眼レフをもって、どんなふうに撮れるか、比較のために、再訪してきました。


2つ目のコンデジというのは Canonの SX620HS という機種です。
それで、、同じセンダンの木を撮ってみて、分かったんですが、ファインダーが無く 液晶画面だけなので、昼間屋外でのピント合わせが非常につらい。



上のような望遠側ならまだしも、マクロモードにすると、液晶画面に何が写ってるのかよく分からない。
結果、マクロモードでは一枚もましな画像が撮影できませんでした(ToT)
(というわけで、なぜこのコンデジを使わなくなったのか、改めてよく分かりました)



まだ、つづきがあります。
実は、一眼レフ(Canon EOS Kiss X7)も持っていったのです。
― イメージセンサーのクリーニングに出しているんじゃないの?
― はい、実はそれは 同じ機種の3代目なんです。私のところには EOS Kiss X7 が3台あるのです。。。
2代目も イメージセンサーにゴミが張り付いて、自力でクリーニング繰り返しているうちに、逆に傷つけちゃったんです(ToT)



イメージセンサーにゴミが付くと、画像の同じところに黒い点がつくようになります。
ですが、それが分かるのは 雲一つない空とか 真っ白な壁とかを撮った時だけで、汚れが付いていても 被写体がごちゃごちゃしていたり 黒っぽかったりすれば、どこにあるのか分からないことが多いのです。



一眼レフのばあいは やっぱりファインダーが大きいので、ピントの確認がしやすく助かります。



こういう風にマクロレンズで(レンズ交換しなくとも)近くに寄れるのも 便利です。
でも 私の持っているマクロレンズでは 5倍、10倍マクロは無理なので、接写リングを挿入して倍率を上げることがよくあります。気を付けてはいるんですが、屋外なので、それに風邪などが吹いているとどうしてもゴミが入ることになります。
センサークリーニングは 6,000円です (´;ω;`)




あとは、SONYのDSC-HX90V で撮った 樹木の花です。


サワグルミ (矢作川河川敷)

矢作川河川敷は ある範囲の 林が全部伐採され、焼け野原のようになってしまいましたが、豊田市に入る部分は 一部まだ伐採の手が入っていません。



サワグルミは カエデに似た翼果を垂らします。



サワグルミの仲間に シナサワグルミ があります。翼果を見ただけでは 区別できないくらいよく似ています。
唯一の違い?は、シナサワグルミは ハト派の間の枝に翼がついています。




オニグルミ(矢作川河川敷)

サワグルミのすぐ近くには オニグルミの木が何本かあります。
いま、やっと果実の赤ちゃんが生まれたところですが、7月ごろになれば丸いあのクルミの実になり(青い実でも味噌漬けなどにして食べることができますが)秋には熟して(おいしい?)クルミが出来ます(^^)/




ニワウルシ(シンジュ)(矢作川河川敷)

ニワウルシは ウルシに似た葉をもっていますが、ウルシとは異なるニガキ科の樹で、触ってもかぶれることはありません。
別名は シンジュ(神樹) で、これは 英語名のTree of Heaven(天国の木) を訳したもの。



一見すると、花も ハゼノキの花に似ていますが、ハゼノキが葉の下に付くのに対し、ニワウルシは葉の上に上向きに咲きます。



ニワウルシは 雌雄異株です。(これは 雄花の咲き始めではないかと思います(要確認))




ナギ (和志取神社・安城市)

神社に多い木のひとつです。
「熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられている。また、その名が凪に通じるとして特に船乗りに信仰されて葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏などに入れる俗習がある」(wiki 「ナギ」)



「葉の形は楕円状披針形で、針葉樹であるが広葉樹のような葉型である。」(同上)



京都の石清水八幡宮にも ナギの大木がありますね。









コンデジもって花散歩 (3)

2021-05-12 06:00:00 | みんなの花図鑑
コンデジの花散歩、3回目は 河川敷で出会った植物です。


チガヤ(ツバナ)

チガヤはイネ科の植物。



「チガヤの由来は、「チ」は千を表し、多く群がって生える様子から、千なる茅(カヤ)の意味で名付けられたもの」(wiki 「チガヤ」)



別名の「ツバナ」は 花穂が 漢字で「茅花」と書くことから。





ノイバラ

ノイバラはバラ科バラ属のつる性低木。



和名の由来は、とげが多い木であることから、元々有棘の低木類のバラを茨(いばら)と呼んでいて、野生であることから「野」がついてノイバラとなったものである。(wiki 「ノイバラ」)



別名ノバラ(野バラ)とも呼び親しまれ、日本のバラの代表的な原種である。(同上)





スイカズラ

スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本。



別名、ニンドウ(忍冬)やキンギンカ(金銀花)。



「スイカズラの名は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜があり、古くは子どもが好んで花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことにちなむ」(wiki 「スイカズラ」)




オオキンケイギク

オオキンケイギク(大金鶏菊)は キク科ハルシャギク属の植物。



北アメリカ原産の宿根草で、日本ではドライフラワーに利用されていたが、外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されている。(wiki 「オオキンケイギク」)



キバナコスモスによく似ているが、葉の形が異なる(本種は狭倒披針形であるが、キバナコスモスは羽状深裂に似た形)。(同上)









ヘラオオバコ

ヘラオオバコは、オオバコ科オオバコ属の植物。



「ヘラ」は 葉がへらのような形なことに由来する(wiki 「ヘラオオバコ」)



下から上へと次々に咲き上がっていく。穂の周りに細い糸に支えられてつき、白い輪のように目立つのはおしべである。(同上)

〔追記〕前回ヘラオオバコを取り上げたとき、白いほうが めしべ であるかのような書き方をしました。ごめんなさい。白いのは 雄しべの葯でしたm(_ _)m