ある事象が存在した時、それをどう見るか。
それは、ひとそれぞれだ。
だから、比べられないし、それに対して、感情を寄せることもない。
事象はあくまで事象にすぎない。
それに対して、過剰に反応すると自分を貶閉める。
よくもあり、わるくもありだ。
事象をそのままにするもよし、それに抗うもまた、よし。
すべては、自分が決めている。
義憤に駆られるもの。
他人事とするもの。
驚嘆するもの。
あきれるもの。
無関心に受け流すもの。
そういうものだと知っていれば、何事にも過剰に反応することもない。
そうやって、自分を守るのだ。
悩み多き人は、何事にも過剰に反応が過ぎる。
そして、自分の過剰反応が世界のすべてと思っている。
それは、あなたの勘違いだ。
あなたの世界はあなたを内包しているが、それは、他の世界とも
つながっている。
だから、世界は常に流動的で在ることができる。
自分の勘違いだと気づけば、悩みは減り、肩の荷もおりる。
降ろすことができる。
他者がいて、気づく。
その存在の意味は他にもあることを知る。
だから、ひとりではない。
あなたと、あなた以外とのハーモニーが
この世界のメロディを奏でている。