先月末辺りから感じていたのだが、
九月に入って、一層、葛の花の香りがまわりでする。
風に交じって、甘い香りが届けられる。
昨年も、随分と公園の緑地での剪定や、除草作業が進んで、どれも
これもと、生育状態に関係なく、一律にばっさりと伐られるので、
植物さんの種類によっては、枯れてしまうことがある。
また、生育場所に向かない植物さんも、残念ながら枯れてしまう。
向かないなりに、その場所に根を張り、天からの恵みの雨により、
生きている植物さんたちには、たくましい生命力を感じる。
そして、植物さんたちは、自分、自分の時間に沿って、周囲と適合
しながら、生きている。
そして、時が来れば、花を咲かせ、実をつける。
植物さんたちから学ぶことは多い。
◆ 葛の花ー初出