原点に立ち返る

　きのうの練習で練習の感想を書いて私に渡すときにある子が質問をしてきた。内容は、レフトからアタックを打たれるときにどのように守ればいいのかということだった。そのときはトスによって守り方が違うことを話した。すぐに答えてしまったが、あとで考えると私の指導の至らなさに気づかされた。
　いつも練習の中でいろいろなことを伝えていると思い込んでいる。子ども達はそのことをわかっていることが前提で練習をしている。しかし、一人一人の子ども達が必ずしもそれを理解しているとは限らない。納得しないまま動いているのでミスにつながるプレーも多い。そこで、足を動かせとか落下点に入れなどと言われてもよけいに混乱したり、そのときには言われた通りにするが今度同じような場面で動けるかというと疑問である。
　何度も言わないと理解できない子もいれば、少しのアドバイスで感覚的にできてしまう子もいる。その子その子でバレーに対する気持ちも違う。
　最近、子ども達からの質問もなく、ただ漠然と練習をしているように思った。もう一度原点に立ち返って、バレーボールをする必要があると思った。