あたぴぃのらくがきちょう Online

わりと徒然なるあたぴぃの日記。細かい情報ブログは目指してません、ご了承くださいませ。

写真日記: 呉鎮と今の呉地方隊

2015-01-28 22:56:55 | お出かけ
昨日に続いての写真日記。後半は松山から瀬戸内海越えて呉の話。
松山港~呉港、高速船だと 1 時間かからないのか…。





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呉地方隊が今も使っている庁舎、はかつて海軍の呉鎮守府が建てたもの。
いろいろ修理して戦争を越えてわりと当時そのままに近い姿。
山側から見るとタイトル写真のような感じになっていましたが…、
いわゆる裏側がなかなかに豪華で、勝手口感がないというたたずまい。

…というのも「裏側からも艦長クラスの人が出入りする」ので
貧相な体にしておくわけにはいかないという事情があったとか。
海側に軍艦をつけると海側から入りたくなるのは当然で、
わざわざ山側の入口まで回ってもらうのも失礼…なるほど。

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その後護衛艦の見学会に参加。「いなづま」の甲板上を拝見しました。
なんとなく、答えられない部分がいくつかあるなという印象で、
特にソマリア沖での難民救助については「いなづま」のお手柄でしたが
どのような処遇だったか…あたりは全力でお茶を濁されました。

おおまかには教えてもらえたんですけどね。

1. ソマリア沖で海賊の出没に備えて周辺をレーダーで警戒していた
(特定の民間船を守る艦と広く警戒する艦がいるそうです)
2. 何かがレーダーに写ったので確認のために現地に向かった
(レーダー感知の時点では何を感知したのか正確には分からないそうです)
3. 実際に見てみたところ海賊ではなく難民船だったので救助した

だいたいそんな流れだったとか。海賊対策の概要でもあります。
現地に行ってみて見張り番が何を見たかというのは非常に大事だそうで
今でもあれこれの場面で人力って必要なんだなぁと思ってみたり。

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呉での見学会は毎週日曜、基本甲板まで上げてもらえる形です。
ここまで頻度高く甲板に上がれる基地は他にはないとかで、貴重な経験。
いなづまの本気を見た以上にあれこれと勉強になりました…。