あたぴぃのらくがきちょう Online

わりと徒然なるあたぴぃの日記。細かい情報ブログは目指してません、ご了承くださいませ。

表現の限度

2015-01-13 22:38:45 | その他いろいろ
個人的には「言論・表現の自由にも限度がある」と思っています。
すべての表現が無制限に許容されるという保証はなく…、
ある表現が他人の権利を著しく損なうようならその表現は制限されるべき、と。

いくつかの事件を想定して書いてますが基準は共通でこんな感じ。
…結果、結論が想定されたあれとこれで別々になっていたりと
「全体として規制すべき」とはならない感じなのですが。

日本は伝統的?に表現規制に関しては非常に緩い国の印象があります。
半ば誹謗中傷じゃないかみたいな表現やら。妙に性的に細かい表現やら。
それが極めて容易に手に入る状態は…議論の余地はあるんじゃない?

作るな、というのはそれはそれで過激な主張になりかねません。
ただ、簡単に目に触れる形にするな (どうしても欲しい人への配布は可)、
という形で、無制限な拡散を抑制する制約はあり得るのではないかと。

-----

かつて法学徒だった者としていちおう書いておくと。

権利の限界がどこにあるか、は、「ほかの権利との兼ね合い」で決まります。
A さんの権利と B さんの権利。大前提で A さんと B さんは平等に扱われる。
その場合、A さんの権利を尊重しすぎることも、逆も、よろしくないのです。

金銭換算できる権利とかだと説明がしやすいんですけどね。
「何かの主張をする権利」がおいくらくらい…と考えるのはナンセンスですが、
この権利が、たとえば「他の誰かが平穏に暮らす権利」を上回るかというと
そこには疑問の余地があるし、むしろ劣る可能性は高いのでは、という気がします。

他のすべてに優先する権利なんて、そうそう、ないんですよ。
あるとすれば…、おそらくは生命・身体の安全に関するもの、かな。