らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

鈴鹿の尖峰・鎌ケ岳~宮妻峡から鎌尾根~

2013年04月17日 | 山登り

4月に入ってようやく登山再開だ。これほど、山が恋しく思ったことはない。
1ヶ月ほど山登りが出来なかった分を取り返すような思いで、週末は存分にヤマを満喫する。

今回は、リーダーの2度のぎっくり腰後のリハビリも兼ての山行だ。
日帰り登山のできるところで登ったことのない山は・・・?
それは、鈴鹿の山でワタシが以前から気になっていた鎌ヶ岳(山雑誌で掲載されていた)
よし、では前日に移動してテント泊、翌日に登ろう!と決まる。
ワタシは「三重のヤマねぇ~、御在所くらいしか存じませんな」というぐらいほとんど何も知らない。
どんなところなんだろう?と期待に胸をふくらませつつ出発する。


 
4/13 土曜日
昼過ぎに神戸を出発して、車でわずか2時間ほどで現地に着いた。
最近は、高速道路があらゆるところで開通してくれたおかげで、移動が大変スムーズにいく。
宮妻峡キャンプ場は、ちょうど山桜が見ごろで、川沿いには沢山の鯉のぼりが揺ら揺ら泳いでいる。
広く清潔で、静かなキャンプ場に大満足。
さぁ、テント設営~、とその時。リーダーがフライシートを忘れたと言う。
仕方ないので、タープを上から傘のように覆いかぶせて対処する。この日が暖かい日でよかった・・・


4/14 日曜日
朝5時起床、7時にキャンプ場を出て登山口にある駐車場まで移動する。
すると、もうすでに多くの車が駐車しており、ぞくぞくと登山者が歩いていく。
鎌ヶ岳がこれほど人気のある山とは知らなかった。
さぁ、では頑張っていくぞ!と、ワタシは連休前の歩荷トレも兼ねてずっしり重いザックを担ぐ。
前方には、鎌ヶ岳の頂上岩峰が見える。


水沢峠までの急登をいいペースで進み、そこから県堺尾根を北に行く。
樹林帯を抜けて視野が広がる明るい登山道に飛び出すと、もうすぐ水沢岳だ。


水沢岳を通過して、ここからが今回お楽しみの鎌尾根である。
鎌ヶ岳を見ながら、岩峰やヤセ尾根、ガレ場が続く道は変化があり飽きない。
目指す山頂を前方に見上げながら登っていくのは、まるで北アルプスの槍ヶ岳に向かうようだ。


登ったり下ったり。途中で、鎖なんかもあったりするが、特に難しい箇所はない。
樹林帯にはいれば、イワカガミやショウジョウバカマの群生があり春爛漫である。


10時半、鎌ヶ岳山頂1,161mに到着。思っていたよりも広い山頂である。
これなら多くの登山者が来ても、混み合うことはないだろう。
北側には御在所、そのふもとには湯の山温泉の街がよく見える。
鎌ヶ岳は、湯の山温泉を起点にしたり、御在所岳へ縦走することも出来るなど多彩なコースがある。
景色を楽しみながら昼ごはんを食べて、1時間ほど滞在したのち下山する。



山の中で出会った山ツツジやショウジョウバカマたち。花を見ると心和む。
下山に歩いたカズラ谷コースは、尾根道が続く歩きやすい道。
1時間強で駐車場まで降りることができた。

久しぶりの山登りで、改めて「山って、本当にいいな」と心底感じた。
しばらく登らなかった分、自分たちにとって山の存在がとても大きなものであると分かった。
鎌ヶ岳、いい山です。鈴鹿の山、もっと登ってみよう。