秋明菊
今年も我が家の「秋明菊」が咲きました。(2018.09.18)
昨年亡くなった母が、元気だった頃に植えていたものです。
毎年、この時期(初秋)に純白で優雅な花を見せてくれます。
見た目のしなやかで、可憐な風情とは裏腹に、寒さにも強く、育てやすい花です。
ずっと前に、中国から入ってきた花のようです。
名前は「秋明菊」ですが、キク科ではなく、キンポウゲ科、イチリンソウ属とのこと。
花びらに見えるのはガク弁とのことです。どう見ても花びらにしか見えないが。
植物はむつかしい。
「不揃いの 花弁も愛嬌 秋明菊」という句(?)がありますが、まさにそのとおり。
花弁(本当は顎)は形も大きさも、実にバラバラ。
このいい加減さ、おおらかさが好きです。
「菊よりも 秋桜(コスモス)似かな 秋明菊」。
うまいですね。私もそう思います。
まだ、蕾がたくさん付いているので、しばらく楽しめそうです。
この後は、金木犀が香りはじめ、やがて菊の季節になってきます。
稲刈りも始まり、佐久平もいよいよ秋です。