気ままな・・写真帳

感じるままに、カメラを向けて。

秋明菊

2018年09月18日 | 

今年も我が家の「秋明菊」が咲きました。(2018.09.18)

昨年亡くなった母が、元気だった頃に植えていたものです。 

毎年、この時期(初秋)に純白で優雅な花を見せてくれます。

 

見た目のしなやかで、可憐な風情とは裏腹に、寒さにも強く、育てやすい花です。 

 ずっと前に、中国から入ってきた花のようです。 

 

 名前は「秋明菊」ですが、キク科ではなく、キンポウゲ科、イチリンソウ属とのこと。

花びらに見えるのはガク弁とのことです。どう見ても花びらにしか見えないが。

植物はむつかしい。

 

「不揃いの 花弁も愛嬌 秋明菊」という句(?)がありますが、まさにそのとおり。

花弁(本当は顎)は形も大きさも、実にバラバラ。

このいい加減さ、おおらかさが好きです。

 

            「菊よりも 秋桜(コスモス)似かな 秋明菊」。

               うまいですね。私もそう思います。

 

 まだ、蕾がたくさん付いているので、しばらく楽しめそうです。

この後は、金木犀が香りはじめ、やがて菊の季節になってきます。

稲刈りも始まり、佐久平もいよいよ秋です。

 

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いもり池

2018年09月15日 | 

「野草に親しむ会」の観察会の下見で、妙高高原の「いもり池」に行ってきました。(2018.09.12)

佐久市中込の「中込公民館」から約2時間で着きました。

 

「妙高高原ビジターセンター」でトイレを借りて、いざ出発。

 

        「いもり池」から眺めた、日本百名山の「妙高山」。

左右に「赤倉山」「前山」を従えた面白い山容です。まるで、横綱の土俵入りのような。

 

            ≪ミゾソバ≫

「溝に生えるソバに似た葉の草」という意味のようです。

茎には下向きの刺(トゲ)があるので、要注意です。

 

         ≪アキノウナギツカミ≫

「ミゾソバ」と同じように、この草の茎と葉裏の主脈にも下向きの刺(トゲ)がびっしりついています。

このような刺(トゲ)があればウナギもたやすくつかめるということから、「ウナギツカミ」。

これと似たもので、春から夏に咲くものがあるので、これは「アキノウナギツカミ」になったようです。

「アキノウナギツカミ」に似て、茎に刺(トゲ)の無いものを「アキノウナギツカメズ」といいます。

これ、ほんとうです。わかり易いネーミングです。

  

            ≪タチアザミ≫

花の下の総苞片が真っ直ぐで開きぎみになっているのが、特徴のようです。

 

                     ≪ズミ≫

             真っ赤に色づいた実が鮮やかでした。

  佐久地方では、黄色に色づくズミが多いのですが、ここは赤いズミでした。

 

            ≪ユウガギク≫

             秋といえば菊。

 

             ≪ノダケ≫

白い花が多いセリ科のなかで、紫色の花は異色です。

 

           ≪サワギキョウ≫

盛りは過ぎていましたが、木道から少し離れたところに多く咲いていました。

 

                 ≪北信五岳≫

 帰りに寄った「オアシスおぶせ」に「北信五岳展望図」がありました。

「飯綱」「戸隠」「黒姫」「妙高」は見えていましたが、残念ながら「斑尾山」は手前の木に隠れて見えませんでした。

北信地方へ行ったときの楽しみの一つは、五岳探しです。場所によって山が見えたり、隠れたり、いろいろです。

ちなみに、「妙高山」が新潟県ということもあって、最近では「信越五岳」と呼ぶこともあるようです。

「戸隠山」以外はまだ登ってなくて、いつかは登ってみようと思っています。

 幸い天気にも恵まれ、楽しい観察会になりました。中山先生、皆さん、ありがとうございました。

 

コメント (2)
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