佐久市下平の「虚空蔵山(こくぞうさん)」に行ってきました。(2017.01.04)
佐久北ICから中部横断自動車道に入り、佐久南ICで降り、
国道142号の信号を右折。次の「下平入口」信号を左折。
案内板に沿って登山口に到着。多福寺の霊園側の駐車場でした。
お寺さんにお参りしてから、いざ出発。すぐに太子堂と不動堂のある広場に到着。
ここから四国八十八か所のミニ霊場となっている左コースとやや急斜面の右コースに
分かれていましたが、登りは右コースを選びました。登山道はあまり整備されてなく、
すべりそうなところもあり、また、枯れて倒され処分された松が道沿いにいくつも置かれており、
殺伐とした雰囲気でした。
≪中央に見えるのが浅間山≫
途中の太子堂と不動堂がある広場で少し時間をとったが、約15分で頂上に到着。
素晴らしい眺め。展望台からは佐久平(佐久盆地)が一望できました。
頂上から眺めた「荒船山」
本当に、まっ平な山です。
下りはミニ霊場となっている左コースを下りました。
ここは当時の住職が、四国八十八か所の霊場を移し、弘法大師の御徳を仰ぐために、
弘化元年(1844年)から3年かけて完成させたとのことです。
四国八十八か所を参拝して、各寺の砂を持ち帰り、
石仏の下にその砂を納めてあるとのことです。
はるばる四国まで行く、時間と費用を節約し、
手軽にお参りできるように作られたようです。
右コースと違って、よく整備されたなだらかなコースで、
次々と現れる仏様を見ながらのんびりと歩けるコースです。
苔むしたいろんな仏様に出会えます。
お顔の表情もいろいろ。
朝方降った雪がまだ残っている仏像も。
手ぬぐいの帽子を冠った、粋な仏様。
上野公園の西郷さんのような仏様。
苔の衣をまとった仏さん。
あまり仏様らしくない素朴な表情。
こちらもその辺で見かけそうな素朴なお顔。
体を寝かせて、リラックスした仏さん。
こちらは、おおきな石の上に鎮座した仏様。
いい姿です。
目を閉じ、ぐっと口を結んでいます。
立派な台の上に、ちょこんと乗った仏様。
凛々しいお顔です。
よく来るという近所の人の話では、北向き斜面のため冬は足元に注意が必要だが、
春になれば、コブシや桜が咲き、いろんな野草も見られるのでお勧めとのこと。
ご来光を見るんだったら、平尾山よりここのほうがよく見えるとのことでした。
近くに道の駅も作られており、これからはもっと多くの人に訪れてほしいとのこと。
なによりも、ゆっくり歩いて15分くらいでこんなに素晴らしい景色を見られることが、
最高です。今年はお正月から良い所を発見しました。何かいいことがありそうです。