初めて「歩き遍路」に行ってきました。(2014.03.22)
場所は高知県室戸岬の西側、安田町の第27番、「神峯寺」から土佐市の第36番、「青龍寺」まで。
メンバーは、私、私の会社の先輩Iさん、先輩の知人で先達の資格を持つIさんの3人。
モノレールの羽田空港第1ターミナルで下りると、なんと「国立公園 座間味村」の大きなポスターが。
「世界が恋する海」、そうなんです。沖縄県、座間味村の海、慶良間諸島は今月、「国立公園」になったんです。
一瞬、四国をやめて、沖縄へ行こうかとも思いましたが、そうもいかないので、予定どおり高知へ飛びました。
高知竜馬空港から土佐くろしお鉄道を使って安田町唐浜へ。宿舎にザックを置いていざ、27番「神峯寺」へ。
途中に、5年前にはなかった「津波避難タワー」が建設されていました。でも、14mで大丈夫なのか?
「神峯寺(こうのみねじ)」の山門
車道の途中にいくつか遍路道の入り口がありましたが、どの入り口にも《マムシに注意》の標識が。
「まだマムシはいないだろう」とも思ったけど、「ひょっとして、気の早いマムシが、腹を空かせて出てきたら ?」
と、結局、ずっと車道を歩いて登りました。この日の歩数は約、19000歩。
翌朝7時20分、27番の「大日寺」に向け出発。
「波切り壁」。先達のIさんによると、太平洋から吹き付ける強い雨風から壁を守るため付けられた小さな屋根とのこと。
古くて立派な建物には、これが付けられていました。富の象徴でもあったのか?
太平洋沿いの地域のあちこちに、こうした「標高表示」がありました。
予想される「南海大地震」に備えての施策だと思われました。
太平洋沿いを走る、土佐くろしお鉄道、ごめん・なはり線を見ながら安芸市を目指して、てくてくと。
素晴らしい遍路日和の下、堤防に沿って軽やかに。
海岸沿いの「サイクリングコース」。
この辺りは「サイクリングコース」が遍路道になっており、自転車も少なく、歩きやすい道でした。
くろしお鉄道、和食(「わしょく」ではなく「わじき」です)駅近くのコース沿いにも、この表示が。
芸西村、「琴ヶ浜」沿いのサイクリングコース。松林の中の美しいコースです。
途中のトンネル。なんとなく伊豆の「旧天城トンネル」を
感じさせる、雰囲気のいいトンネルでした。
「大日寺」の手前にあった石屋さんの「置物」
どこかのお寺の山門に置いてもいいような、すごい迫力でした。
第27番札所「大日寺」の本堂。
屋根の端が上側に反っていますが、これは平安時代の特徴とのこと。
二日目は「大日寺」近くの「遊庵」に泊まりました。
ここは、初日の「浜吉屋」と違って建物も新しくきれいで、食事もおいしく素晴らしい宿でした。
予約は「090-9559-4408」ですが大分混んでるようでした。
この日の歩数は、約 48000歩でした。歩きました。
第29番札所「国分寺」を目指していざ出発。
途中の休憩所。立派な休憩所でした。
高知県の太平洋沿岸には大型のビニールハウスがたくさん並んでいます。
中では、なす、ピーマン、トマト、花等が育てられているようでした。
こうやって冬でも野菜が作られて、東京や長野に送られているんですね。
「国分寺」近くの「へんろ石饅頭」
先達のIさんにごちそうになりましたが、おいしいお饅頭でした。
国分川の堤防を歩き、右前方の「国分寺」を目指す。
「国分寺の御堂」。立派な瓦が使われています。
ここには「酒断地蔵尊」が祭られていましたが、私には必要ないので、素通りしました。
「国分寺」の後は第30番札所「善楽寺」へ。
田んぼには水が張られ、田植えの準備が始まっていました。
26日、高知竜馬空港近くの田んぼではもう田植えが始まっていました。
タクシーの運転手さんの話では「二期作だから早いんだ。」とのことでした。さすが南国、高知。
小高い丘の傍を通り。
高知大学の傍を通って、ひたすら歩く。
へんろ小屋(第5号)。休憩所です。
この後は続編に続きます。