「ママ、それを僕から取り上げないで。それを聞いていると心が落ち着くの」
当時10代半ばであったクリストファー君は、ウォークマンで聞いていたテイプを取り上げようとする母親に懇願した。
自室でウォークマンを聞く息子を見て、母親は好きな音楽でも聴いていると思っていた。ところが、近付いてみるとイアフォンから漏れて来る音は音楽ではなく、銃砲声ではないか。母親は驚いてテイプを取り上げようとした。
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イスラエル軍のレバノン攻撃は7日目に入っても収まる気配はなく、昨夜は夜を徹して南部の主要都市ティール(英語読みでタイア)に爆弾が落とされ続けた。また、現地からの最新報道によると、イスラエル地上軍はさきほど、レバノンとの国境を越えて侵略を開始した。昨夜イ軍は、「これから第二段階に入る」と越境を示唆する発表をしており、その可能性はかなり高いと見る。
地上戦はヒズボッラーの拠点を叩くための「限定的 . . . 本文を読む
毎日気が重い。無力感でどうしようもない。時に無性に悲しくなる。涙が視界をさえぎることもある。
私生活で不幸というわけではない。逆に、パートナーとは人生だから当然いろいろな試練はあるが、58年でもっとも充実な日々を送っている。だが、悲しいのだ。
心の重さは、今戦火に包まれているパレスチナとレバノンの悲惨な状況から来ている。圧倒的な軍事力を持つイスラエルの爆撃に多くの無辜の市民の血が流れ、命 . . . 本文を読む
イスラエル空軍機がレバノン南部やベイルートを空爆し、大砲がレバノン領内に撃ち込まれている。ベイルートと隣国シリアを結ぶ「ハイウエイ」と呼ばれる幹線道路にも空爆が行なわれたとの情報もある。さらに、ベイルートの沖合いでは軍艦が海上封鎖、ベイルート港に出入りする船舶の動きを止めてしまった。
この攻撃のきっかけは、レバノンのイスラーム教シーア派組織「ヒズボッラー」が12日、イスラエル軍の車列を襲い、 . . . 本文を読む
レバノンのシーア派組織「ヒズボッラー(神の党)」の攻撃により、イスラエル軍兵士8人が死亡、さらに2人の兵士がレバノン領内に連行拉致された事件で、イスラエル政府は13日、レバノンのヒズボッラーの拠点と見られる地域及び首都ベイルートの国際空港を爆撃した。報道を総合すると、13日だけで約40名のレバノン人が殺されている。
このレバノン問題は、日本人には不可解なことも多く、ここで皆さんに解説記事をお . . . 本文を読む
中東訪問中の小泉首相、「最後の御奉公」でなんとか世界の耳目を集めたかったようだが、現地ではまるで相手にされず、観光旅行に毛が生えた程度のものとなった。
12日にはイスラエルのオルメルト首相と会談を行なったが、これは予定されていたもので、オルメルト首相とすればキャンセルしたかったというのが本音のようだ。今オルメルト首相は、パレスチナ武装勢力だけでなく、北に接するレバノンの武装勢力とも対峙してお . . . 本文を読む