浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

彼の地に想いを馳せる

2006年07月18日 | Weblog
 毎日気が重い。無力感でどうしようもない。時に無性に悲しくなる。涙が視界をさえぎることもある。  私生活で不幸というわけではない。逆に、パートナーとは人生だから当然いろいろな試練はあるが、58年でもっとも充実な日々を送っている。だが、悲しいのだ。  心の重さは、今戦火に包まれているパレスチナとレバノンの悲惨な状況から来ている。圧倒的な軍事力を持つイスラエルの爆撃に多くの無辜の市民の血が流れ、命 . . . 本文を読む