浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

8月3日のパレスチナ

2005年08月04日 | Weblog
8月3日のパレスチナ

 パレスチナ住民は、イスラエル軍がカルキリヤの東のアズーン村の600本のオリーブの樹を切り倒したとしています。これは連日続く、隔離壁建設用地の強制収用の一環と思われます。
 ダハラン・パレスチナ自治政府内相がガザでイスラエル訪問団と会談しました。これは、今月15日から始まる予定の「入植地からの撤退」を話し合うためと思われます。
 イスラエル政府はこれまでに5,000人の外国ジャーナリストに「ガザ撤退」の取材に招待状を送ったとのことです。ちなみに私には来ていません(当然ですよね)。
 未確認情報ですが、イスラエルはイスラエルに拘束中の7人のパレスチナ人指導者の釈放を検討中です。その中には、昨年、大統領選に名乗りを上げた、マルワン・バルグーティ氏の名前もあります。ただし、仮に釈放されても西岸地区に戻されるのではなく、ガザ地区に戻されるとの見通しです。

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