浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ガザ地区への電力供給削減とロケット攻撃

2008年02月10日 | Weblog
 イスラエル軍は8日、ガザ地区から計29発のロケット弾が南イスラエルに撃ち込まれたが、その被害は、二つの建物の損壊と二人の負傷者に止まったと発表した。

 同軍の発表を受けてガザ地区を支配するハマースが事実上の実行声明を出した。

 それによると、攻撃は、イスラエルがガザ地区への電力の供給を削減したことに対する報復だとのことだ。

 イスラエルは今週、何度かガザ地区への電力供給を削減しており、パレスチナ住民の不安を煽ってきた。

 ガザ地区の電力供給のほとんどと、ガザの火力発電所が使用する燃料供給はイスラエルが行なっている。もちろん、それはイスラエルが人道援助をしているわけではなく、その資金はEUが出している。

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