浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ハマース 対イスラエル攻撃再開か

2005年12月12日 | Weblog
 ガザに本拠を置くハマースのハーレッド・メシャール・シリア支部長が9日、シリアの首都ダマスカスで行なわれた、PFLP(パレスチナ解放戦線)の創立38周年記念集会で演説、イスラエルとの休戦は今年一杯で終わり、それ以降は延長しないことを明言しました。
 メシャール氏は、先週月曜日のイスラエルのナターニヤで起きた自爆攻撃以来、パレスチナ自治区で行なわれているイスラエル軍の軍事作戦に触れ、ハマースが対イスラエル攻撃の再開を検討中であることを示唆したわけです。
 これは来年1月の選挙を意識した発言とも取れますが、対イスラエル攻撃を続けるイスラーム聖戦をより意識したものと思われます。 

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