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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

上野駅北の両大師橋

2018年09月25日 | TOKIO散歩

上野。自転車に乗るようになってからは散歩コースとしてちょいちょい来ますが、電車の駅としての上野駅とは本当に縁が薄いです。
美術館、博物館のどれかか、文化会館でのコンサートでは来ます。が、基本的に山手線を降りて階段上がって公園口で外に出て終わりです。それ以上の上野駅の姿をほとんど知りません。
先日のかっぱ橋は自転車でも走ったことのない、まったく未知のコースで行こうと考えて、上野駅の北側に回り込んで行きました。前人未到の北上野地帯。何かあるかな。

いきなり「年中無休・24時間営業」を謳う居酒屋がありました。さすが。休日の午前10時。ちゃんと飲んでいる人が中にいました。さすが上野。

駅舎の高い壁が終わったところで鉄骨に支えられたスロープがありました。自転車が上り下りするという目的のスロープ。この時点でこれが何なのかまだ分かっていません。

スロープの先に狭い階段への入り口がありました。この時点でこれが何なのかまだ分かっていません。

階段を登って外に出てこれが何なのかを知りました。国立博物館と噴水の広場の間の道がJRの線路帯を一気に渡る橋がありますがその橋を歩行者と自転車が使うためのスロープと階段でした。

向こうの博物館の方からこの橋の真ん中まで来て、次々にやってくる電車を眺めていたことはあります。でもその先(今いるところ)がどうなっているかは考えたこともなかったな。

その先は人と自転車が日暮里崖線の下まで降りるためのスロープと階段。それから車が下るための急な坂道がありました。
少し間に鶯谷裏から寛永寺方向に上がるための坂道のことを書きましたがそれとほとんど同じタイプです。

坂道を歩いて下った処から逆に見上げるとこんな感じ。

橋の部分は「両大師橋」という名前だということが分かりました。この場所の跨線橋は明治時代からありますが、現在の形の大きな橋ができたのは昭和7年のことです。
橋から下る坂道は昭和の中頃までは橋の南北両方向にあったようですが、上の駅舎の拡大に伴い、南側の坂道は廃止になり代わりに自転車スロープや階段が作られたようです。
この辺りの変遷を本格的に調べている方がいらっしゃいましたのでご興味おありの方はこちらを見ていただければ。なんでも本格的な人がいて頭が下がります。
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