
西武池袋本店2階のアートカプセル+という小さなギャラリーで開催中の伊藤ゲン展を見てきました。

売り場と通路を挟んで向かい合っていて、特に入口も出口もないオープンな展示スペース。バキバキの婦人雑貨コーナーなので普通はこないあたりです。

こんな感じの絵。

撮影は自由でSNSなどで宣伝していただけるとありがたいという作者からのメッセージ。

今回の展示のことはたまたまSNSで見かけました。
どこにでもある普通の生活の中の物を見つめて絵にするという方法が、私が数年前から応援している倉持リネンさんと近かったので原画をみたくなりました。

ダブルソフト。

私の推しのリネンさんの作品。ビニール袋に入ったパンを描いた作品を比較のために並べてみます。似た雰囲気ですがアプローチがかなり違います。
リネンさんの形と光をとらえる力はすごいです。ゲンさんの作品は精度よりは雰囲気重視。どちらもそれぞれに良い所があります。

伊藤ゲンさんは60歳前後。芸大を中退して唐十郎の劇団で8年間舞台美術を担当していたとのこと。経歴はそれだけです。それ以外の40年間は何をされていたんだろう。
2020年以降、コロナ禍で家にいることが増えて絵を描くようになって2021年から始めたtwitterで作品を発表。すぐに評判になり最初の個展が2022年12月。
有名な人の目にも止まるようになって、最初の個展から8か月で池袋西武で個展。けっこうとんとん拍子ですね。
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