
7月に法事の後で家族と寿司屋に行って、そこでいきなり実兄が店内でオカリナを吹きだしたという話、御記憶ある方もいらっしゃるのではと思いますが。いなかったら悲しい。
あの日初めて吹いたオカリナの柔らかい響きが忘れられず、私もとうとう1本買ってしまいました。アケタというブランドの中級クラスのC管です。1万円。
初めて運指表を見ていろいろな指使いを知りました。驚いたのはC管といいながら、この楽器ではその下ののB,Aまで出せます。
リコーダーの場合C管なら全部の穴を塞いだ一番低い音はCに決まってますし、F管ならFです。オカリナの「基音」の下三度まで出るというのは吹いてみるとかなり意味があります。

コンパクトな楽器なので外での暇つぶしにも使えるかなと思って自転車のバッグに入れて代々木公園で吹こうと思ったのですが、いざとなるとこれがなかなか難しい。
広い公園の人けのない隅っこで吹けばいいだろうくらいに思っていたのですが、公園の隅っこって「人けのない公園の隅っこが好きな人」というのが必ずいるんですね。どの隅っこにも。
静寂を求めて公園に来た人に聞こえる場所で下手な笛を吹くのはメンタル弱い私にはかなり難しかったです。

逆に人けの多い広いところ、このあたりだとギターを弾く人やサックスを吹いている人などもいるのでその中に混じろうかと思ったのですが、やはりいざとなるとビビります。
そう考えると、いきなり寿司屋で突然吹き出す私の実兄と言うのはなんという図太い神経なのか。本当に兄弟でも正反対ですね。まあ子供のころからそんな感じでしたが。
ということでこの連休もけっこう吹いています。簡単な楽譜も買いました。ジブリとか吹いています。ネットに伴奏を提供しているサイトもあって合わせて吹くととても楽しい。
考えてみると去年の今頃突然俳句にはまっていました。今年はオカリナです。俳句は2か月で終わってしまいましたがオカリナはもう少しがんばりたいものです。