アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

陶酔のパリ・モンマルトル、散策記

2011-05-10 18:30:41 | 陶酔のパリ・モンマルトル
皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?お天気続きで本当に気持ちの良い一週間になりましたね。

実はこの連休中、陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910展ゆかりの地を巡ってきました。
展覧会カタログ掲載の地図を片手に散策するのは何だかわくわくして、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
道に迷ったせいもあるのですが。
少しずつご紹介しますので、皆さんも是非行ったつもりで楽しんで下さい。

エリゼ=モンマルトル ELYSEE MONTMARTRE

サクレ=クール寺院の最寄り駅、「Anvers」の階段を上がって最初に目に飛び込むのがこの「エリゼ=モンマルトル」。
エッフェル塔と同じ時期に建てられて、モンマルトルの庶民や芸術家の卵、文士、娼婦などたくさん人々に愛されました。現在でもライブハウスとして夜のパリを彩っているだけに、昼間でも何となく夜の名残りを感じます。貫禄のダンス劇場に、まずは一礼。

 
丘の頂上、サクレ=クール寺院にたどり着くまでには、上の写真のようなカフェやアイスクリーム屋、お土産屋が所狭しと軒を連ねて観光客で賑わっています。ときには可愛らしいバスなんかも走っていて、つい寄り道、休憩気分に誘われてしまいます。
こうしてぶらぶらと坂道を登って現れるのが・・

サクレ=クール寺院 The Sacred-Heart Basilica of Montmartre


このブログでも何度かご紹介させていただいた、モンマルトルの心臓部 !
展覧会の出品作品にも、まだ建設中の様子が描かれています↓↓(画面右奥)


やっとモンマルトルにたどり着いたような気がして、思わず「着いたー!!」と叫んでしまいました。本当はもう少し洒落たことを言ってみたかったのですが。
19世紀末当時はロートレックやスタンランはじめ、あらゆる芸術家や文士たち、ダンサーが夜になるとこの坂を登り、朝方足を引きずりながら下っていったのだと思うと、感慨深いです。
この日はちょうどミサが始まって、石造りのアーチに聖歌隊の歌声がこだましていました。丘の上からの景色とミサを楽しむだけでもお勧めです。


坂道が苦手な方は、階段脇からトロッコに乗ることも出来るので安心してくださいね。
次回はサクレ=クール寺院のご近所、エリック・サティの住居とモンマルトル美術館界隈をご紹介します。

※写真提供:弊社スタッフ、木村はるか



陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910展は、伊丹市立美術館で6月5日(日)まで開催されています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。