皆さん、こんにちは。
今日は、雨も上がりいいお天気になりました!!
本日、アートサロンは、渡辺聡先生による
「日曜画材研究 濃淡をつくる Ⅰ」が行われています。
作品を制作するにおいて、基礎的な知識を一から学べる!とあって、
毎回、キャンセル待ちが出るほど、大人気の講座です。
本日は、オレンジ、緑、ムラサキなど、色をつくることを学ぶ講座とは、違い
「濃淡をつくる」ということについて、勉強します。
では、教室を覗いてみましょう・・・
まずは、濃淡の講義から・・・
左側(上)、濃いところから
右側(下)、薄いところへ筆を運びます・・・
最初は、単色で練習・・・小さな2枚の紙に、
濃淡をつくる練習をしていきます。
先生の実演講義です。
描き始めの絵具の濃度は、パレットの上で絵の具をのばしてみて、
スッと戻らないくらいの濃度・・・とろみが付いた感じ・・・と。
以前、渡辺先生は、
「お料理でいう、片栗粉で少しとろみをつけた感じ。。。」とおっしゃってました。
筆に含ませる水の分量と絵の具の分量を考えながら
パレットに色を作っていきます。
最初、絵具を
紙の3分の1まで塗っていきます。
この時のポイントとしては、筆を押し付けすぎないこと。
筆先の5mmぐらいのとこで、描くようにします。
一度筆を軽くふきとります。
続いて、今描いたところの、半分くらいのところから続いて描いていきます。
この時は、筆のお腹が当たるくらい・・・
さっきより、筆を押し付け気味で描きます。
紙の3分の2まできたら、一度筆を軽く水に付け、ふき取ります。
続いて、先ほどのまた、半分くらいのところから、
最後まで描いていきます。
塗りたてより、乾いた後の方が、濃淡がはっきりしてきます。
濃淡を上手く使えるようになるコツとしては、
筆に含ませる水の分量と、ふき取る分量の感覚を掴むこと
と渡辺先生。・・・なるほど。
「難しい・・・」
「あ~失敗した~!濃淡が出てない・・・」
と皆さん、苦戦されている様子でした。
そこで、渡辺先生、皆さんが、よくやってしまいがちなことと、
それに対する対策、コツをまとめて、下さいました。
☆前に塗った部分が 乾いている
→手早く塗る
☆塗り始めが薄い
→直し絵具を足す
☆筆圧のコントロール
→最初弱く・・・後強く
☆筆に含ませる、水、絵の具の分量
→練習あるのみ(笑)
おひとりづつ、気を付けるポイントや、上手くいかない原因を見つけて
具体的に、丁寧にご指導くださいます。
練習の後は、
濃淡の色見本を作っていきます。
次は、単色だけでなく、「混色」でも濃淡を作っていきます。
濃淡だけでなく、色合いも考えないといけないので、難しくなりますが、
習得すれば、作品を制作するのに、とても、役立ちそうですね!
午後からは、小作品を描いていきます。
山の中の滝、お花、葡萄、の写真、3点の中から、選び、描いていきます。
皆さん、濃淡と、色をつくることの両方を考えながら・・・
とても熱心に・・・作品を仕上げていらっしゃいました。
雑巾も絵の具で染まっています・・・
素敵な小作品が仕上がりました!!
実践に役立つ、日曜画材研究。
大好評につき、次回6月30日の
「透明水彩 ウェット オン ウェット」は、キャンセル待ちの状態になっております。
大変、ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解のほど、よろしくお願い致します。
(歌姫)