SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

『油彩 ペインティングナイフを使いこなすⅡ』

2016年08月07日 | 一日教室

本日は日曜画材研究の開催日でした

油彩 ペインティングナイフを使いこなすⅡ

講師は渡辺聡先生です。

ペインティングナイフの講習会は昨年11月の画材研究で一度開催いたしました。

反響が大きかったこともあり、今回は第2弾として開催することになりました。

ペインティングナイフは普段使われている方も多いと思いますが、ナイフの基礎から勉強するという

講習会は珍しいので、必見の内容となっております


講師の渡辺先生です。

丁寧で分かりやすい指導が初心者の方からベテランの方までに人気の理由です

まずはペインティングナイフの基本的な使い方4種類を紙に練習していきます。

①スライド ②スタンプ ③エッジ ④ロール

渡辺先生のお手本を参考に練習していきます。


練習はアクリルガッシュで行いました。

 

続いてキャンバスに油彩で描いていきます。

本日は小作品を2点制作します。まずは「葉っぱの化石」から

下描きしたキャンバスにナイフで色をのせていきます。

葉っぱを塗ったあとに背景を塗ります。境は見えなくなっても大丈夫です。

そして、ここからこの画面に驚きの加工をしていきます‥


画面を石鹸水で洗い流していきます。


洗い流し、残った葉っぱの部分に少し加筆した状態です。

石鹸水で表面を洗い流すことで、絵具が薄く全体に馴染んでいきます。

味のある画面が出来上がっています

 

 

続いてもう一点は「魚の化石」を描いていきます

キャンバスの表面にマスキングテープを貼り、その上に下絵を描き、切り抜きます。

そして切り抜いた部分に絵具をのせ、ステンシルの要領で描いていきます。


講師による板書

塗ったところをナイフで削り取ったりして質感を出していきます。

先生も実演指導で一人ずつ丁寧に見ていきます。


ナイフでカリカリと絵具を乗せていく作業が化石を掘り起こしているようにも見えますが、

絵具を重ねては削って、化石が描きあがりました

ナイフでしか表現できないタッチや独特の質感があります。

ナイフの利点は、筆を使うほどには思うように塗れないこと、それによって自分でも予想できないような

形やタッチが生まれることです


生徒さんの作品です

完成した生徒さんの作品を一人ずつ講評していく渡辺先生。

先生のアドバイスを参考に今後の制作にぜひ活かしていって下さい

皆さまお疲れ様でした!

 

次回の日曜画材研究は8/21(日)『水彩 色を自在にあやつる-名画の模写「広重」-』です。

こちらの講座、まだ空席あります!

初めての「広重」模写講座、皆さまのお越しをお待ちしております

 

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お問い合わせはサクラアートサロン大阪まで

TEL : 06-6292-7080

 

(まりも)