本日は日曜画材研究の開催日でした
『ゼロからの透明水彩-影と陰・立体と非立体-』
講師はもちろんこの方、渡辺聡先生です
それでは先生、今週もよろしくお願いいたします
まず、『影』と『陰』の違いとは?
影は、光が物体に遮られて、光源と反対側に現れる暗い部分。
陰は、物に遮られ、日光や風雨が当たらないところのこと。
渡辺先生による講義から始まりました。
まず午前中は影と陰の表現の違いや陰影の出し方を練習していきます。
リンゴの写真と雪景色の風景写真で二通りの陰影の描き方を練習していきます。
工程ごとに渡辺先生の見本を見ながら進めていきます
作る絵具の混色率や粘り具合まで、詳しい解説が入ります。
今回のタイトルにある「影と陰・立体と非立体」とはどういうことか?
例えば上のリンゴは立体感を出すために色の層を重ねて描いていきます。
反対に雪景色では立体感を出さないように色を分けながら一層塗りで仕上げていきます。
このように、陰影の表現方法を二通りに分けて考えるのが今回の講習会のテーマです
午前中はじっくりと陰影のつけ方を練習しました
昼休憩
午後からは二枚の小作品演習を行います。
噴水のある風景写真とリンゴの実る木の写真です。
風景写真は非立体として、リンゴは立体としての陰影を意識してそれぞれ描いていきます
風景写真は色の種類や段階が分かりやすいよう、先生があらかじめ写真をフォトショップで加工してあります。
色を重ねず、余白の白を活かしながら一色ずつ置いていくように描いていきます
続いてリンゴの写真はまずリンゴ以外の緑の部分を層を重ねながら描いていきます。
リンゴのも立体感を意識しながら陰影をつけて描いていきます
鮮やかで美味しそうなリンゴです
今回は午後から二種類の絵を描くということで、少し難易度が高かったように思われます。
皆さん最後まで熱心に制作されており、先生も最後まで実演指導を行っておりました
日頃の制作にきっと活かせる、内容の濃い講習会となりました
皆さまお疲れさまでした
次回の画材研究は...いよいよ本講座初の出張企画となっております
『話題の展覧会を取材しよう!あべのハルカス美術館「ピカソ、天才の秘密」展』
渡辺先生と一緒にあべのハルカス美術館に行き、ピカソ展を鑑賞します!
また、後日の画材研究では鑑賞したピカソの作品の模写も行います
この機会に話題の展覧会を先生と一緒に鑑賞してみませんか
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5/29(日)、「ピカソ、天才の秘密」展取材、まだ空席あります‼
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皆さまのご参加、心よりお待ちしております
(まりも)