SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜アートセミナー「瑞々しく花一輪を描く」

2016年04月10日 | アートサロン大阪

みなさま こんにちは(^^)

本日は、日曜アートセミナー「瑞々しく一輪の花を描く」が行われおります。

 

講師は、日曜画材研究でご指導いただいております 渡辺聡先生です。

日曜画材研究は、いまさら聞けない・・・でも知りたい・・・というような絵画制作の基礎的な知識から

更に掘り下げ理解を含めていく・・・ということまで学べる と大人気の講習会です。

 

本日は 画材研究  特別編として様々な技法、テクニックを使い 瑞々しい一輪の花を仕上げていきます。

 満席での開催です

こちらは、先生の参考作品です。

  瑞々しい花が描かれています

 

まずは、デモンストレーションを交えて説明が行われました。

最初に技法のひとつ・・・「ウエット オン ウエット」の説明です。

 

「紙の全体に水を塗り 繊維の中まで水が浸透する状態にします。

この作業をしてから 描くことで より細かいにじみを作ることができます

 

透明水彩に適した筆とは・・・?絵具と水の分量の割合、筆の扱い方など、

基本的なことから丁寧に解説されました。

 

「筆に含ませる水の量が少ないと 筆から紙に絵具がきれいに移らないので しっかり筆の根本まで水を含ませましょう」

「絵具の濃度は、パレットの上で絵具を伸ばした時に とろみがついている感じが好ましいです」

 

みなさま メモを取られたり熱心に耳を傾けてらっしゃいました。

「まずは、紙にたっぷりと水を含ませ 繊維の中まで水が浸透してから 花の外側から内側に向かって全体の調子を整えていきましょう。」

表面の水のテカリがなくなったら 絵具をのせていきます。

一番外側の部分→中間部分→真ん中の部の順に 外から内に向けて 水の量を増やし 絵具の濃度を薄くして塗っていきます。

 

「ここで今後 重要なポイントとなるのが 塗り重ねているうちに

 中間部分が消えないようにする ということです。」

 

 

 「作品が出来上がった時、暗い部分と明るい部分の2パターンになってないように・・・時々遠くから眺めながら

塗っていってください。何度も塗り重ねたりするのではなくなるべく1層目できまる様に 頑張ってみましょう」

いざ制作スタートです!!!

 

ドライヤーで乾かしてさらに 重ねていきます。

一層目が全体的に塗れたら 2層目の花の真ん中の部分を塗ったら・・・

本日の講習会のポイントのひとつ・・・

「アクリルガッシュ」を重ねていきます。

「透明水彩を重ねても暗さが出てくるだけですが アクリルガッシュを重ねることで 彩度が上がります。」

アクリルガッシュを上から重ねていきます。

 

とても鮮やかです

 

この時も 中間の色が残っていて メリハリのある画面になっているか確認しながら行います。

 

修正の仕方も お一人ずつ回ってご指導下さっています。

 

ここで、花びらの重なりの部分の細かい下描きを加え

 

できたら更に重ねていきます。

 

 「明暗をつけた塗り方として 絵具だまりをつくり ・・・伸ばしていきましょう。」

 

 

さらに鮮やかになっていきます!

 

 

 

「ウエット オン ウエット」という方法を用い

透明水彩だけでなく アクリル絵の具も使った「ミクストメディア」という技法を使って、瑞々しい一輪の花が完成しました

おひとりずつ合評をしていただき 終了です。

ご参加されたみなさま お疲れ様でした!

 

尚 このような 特別講習会は、会員様以外の方 どなた様でもご参加いただけます。

 

渡辺先生が講師を務める 「日曜画材研究」はただいま全講習会 キャンセル待ちとなっております。

ご不便をおかけいたしますがご理解のほど『よろしくお願い致します。

(歌姫)