SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜画材研究「ゼロからの透明水彩 質感」

2015年02月15日 | アートサロン大阪

みなさま こんにちは!(^^)!

 

本日、アートサロンでは

日曜画材研究 「ゼロからの透明水彩 質感」の講習会が行われております。

 

ご担当いただきますのは、渡辺聡先生。親切で丁寧な指導が人気の秘密・・・です

 

「ゼロからの」透明水彩

というタイトル通り、絵画の基礎的なことを学んでいく内容になっています。

 

みなさん、疑問点などがあると積極的に質問されたりと

絵画基礎を学びたい!というアツイ雰囲気に包まれています

 

さて、今回は「質感」を上手く出すノウハウを学ぶ講習会です。

 

木の質感、金属の質感、人肌の質感・・・・制作において

質感を上手く表現することは、とても重要なポイントとなってきます。

 

質感を出すには

ズバリ「明暗」や「彩度」を意識することが鍵となります。

 

 

午前中は、木の質感に焦点をあててみましょう。

木のコップの写真を見て、描いていきます。

 

 

今日は、透明水彩ということで

濃淡をつくりやすい水含みのいい筆、細部を書くのに適している筆・・・などの紹介もありました。

 

 

いよいよ制作開始☆

まずは、ハイライト部分(一番明るく見える部分の色)から塗ります。

 

暗い部分からではなく、必ず、明るい部分から着彩していきます。

 

この時の進め方としては

ハイライトは、部分的ではなく、全体的に塗ります。

 

次に2番目に明るいところ・・・

(ホワイトボードの説明書きの青色の部分ですね。)

 

次は、もう一段階暗くなっている箇所。

 

最後は、一番暗い箇所です。

 

と明るい段階→暗い段階に色を重ねていきます。

 

 

 「ハイライトと暗い部分の色差が広い場合は、

赤系統を使い、オレンジ色を強くしていくと

全体の色味の調節ができます。

書き進める際、常に全体を見て、色の差が出ているか確認しながら進めることが必要です。」

と渡辺先生。

 

 

大切なのは、

明暗の差が質感に繋がる・・・明るいところと暗いところ・・・の

間の明るさ、色が

とても重要です。

色の段階があまりないと平面的な絵になってしまい

物の質感が出にくくなります。

 

しかし・・・

 

「間の色を作るのがムズカシイ・・・

とみなさん苦戦されている様子・・・・

 

先生がお一人ずつ回られて、

どの色をどれだけ混色したら良いかなど

具体的な指導をしてくださり、徐々に「なるほど・・・そういうことか」

と理解を深められていました

 

 

 

午後からは、金属の質感に移っていきます。

金属の計量カップです。

もう一本筆を持ってふきとりながら質感を出していくやり方のお話もありました。

 

 

 

ここでポイントとなってくるのは

 

「青みの灰色」です。

 

 青系統にオレンジ系統を混色して作ります。

この時も、「明るい色と暗い色の 間の色」をしっかりと意識しながら描いていきます。

 

みなさん、いい感じに、木、金属・・・・それぞれの質感が表現されていました。

 

最後は、ふんわりとした・・・「雲」

「ハイライトの部分の次に明るいところを探してみてください。それがポイントとなりますね。

ハイライトの隣にある場合が多かったりします。」

 

ふんわりとした雲を立体的に「ふんわり」としたものに見せるためには

微妙な色の変化が立体感を生み出すのですね・・・

 

 

今日描いた3枚の絵・・・

それぞれの質感の違いを捉えた作品ができました。

 

「参加できて、よかった」

「次回も申し込みたい!」など、みなさん、大満足の様子

 

絵画制作の基礎を学べる「日曜画材研究」ぜひ、奮ってご参加ください。

 ※3月1日(日)「油彩絵具 白の使い分け ジンクとチタニウム」は、現段階で3名様の空きがございます。

お申し込みは こちら から・・・

尚、日曜画材研究、日曜アートセミナー、月曜アートマニア、水曜アートコンシェルジュなどの

特別教室は、会員様以外の方でもご参加いただけます。

皆様のご参加を心よりお待ちいたしております☆

                                 (歌姫)