本日は水曜アートコンシェルジュ!
『版画の技法を使って「表現力をそだてよう」~リトグラフとトリミング~』
の第2回目が開催されました!
それでは村田大輔先生、お願いします
講座2回目では前回の体験の回を踏まえた上で更に大きなリトグラフ金属板を用いた作画を進めていきます。
作品のモチーフとして俵屋宗達の作品より引用したものを用います。
そこから引用したパターンより自由な構成で画面を作って金属板に転写して描画していきます。
たくさんの図案から好きなものを選びます
リトグラフ金属板の用意
まずは新しい金属板にMCエッチ液を塗り‥
水で流し、一旦乾燥させます。
準備が整ったらいよいよ描画です
今回は上の写真のように、引用する図案を透明シートにトレースしていき、それをプレス機を使い金属板に転写していく方法を行います。
ダーマトグラフやソリッドマーカー、筆などを用いて描画していきます。
もちろん版に直接描画もできます。 かっこいい!
こちらの方は筆で丁寧にトレースしていっています‥
植物を引用していますね
こちらの方はこの画面にさらに手を加えていきます‥
製版インクを墨のように流し、独特の模様が浮かび上がりました
先生の実演指導です
製版インクをリグロンで薄め、墨のように使っています。
これを金属板に転写しますと‥
このような表現も可能です
プレス機で透明シートの描画を金属板に転写していきます。
プレス機の圧はプレスするたびに適度な強さに調節していきます。
なかなか繊細な作業です
製版ができましたら、タルクを振りかけ、SK液を塗って、これで刷りの準備が完了しました!
本日の作業はここまでです!
リトグラフ講習会はあと2回あります、どんな作品に仕上がっていくのでしょうか
次回もレポートもお楽しみに~
(まりも)