こころとからだ

アロママの日々感じた事、思った事。

体の力が抜けない

2007-07-10 | からだ
これまでたくさんの方たちの施術を経験してきましたが、良く感じることがあります。
それは何かというと「体の力が抜けない人が多い」です。

トリートメントをしていると力が入っているか抜けているかはすぐにわかります。
アロママでは最初うつ伏せの状態で脚から始めていくのですが、私が少しでも脚を持ち上げたりするとお客様自ら力を入れ、自分の筋力を使って脚を持ち上げようとしてしまうのです。
アロママのトリートメントでは、お客様の体重を使って心地ち良い圧をかけながら間接や筋肉を伸ばしていく技法もあるのですが、力の抜けないお客様はこの時に決まって力を入れて自らの筋力で脚や頭を浮かしてしまうのです。
そういう方はとても回りに気を使われるタイプの方が多いです。
「私がしっかりとやらないと」
「私はちゃんとしていないといけない」
あとは、「人に思い通りされるのが嫌」という思いが強い場合もあるかもしれません。」
「私の脚や、頭は重いだろうから私がしっかりと支えなければ」
と私に気を使っていらっしゃるお客様もいるでしょう。
と、様々な理由で力が抜けなくなっている方がたくさんいるのです。

恐らく、こういった方達は普段の生活の中でもやたらと力が入っている事が多いと思います。
*テレビや本を見ている時
 別にテレビや本を見るのに力はいりません。だけどその肩には力が入っていませんか?肩を持ち上げて力を入れてませんか?
*美容院でシャンプーをされてる時
 美容師さんに頭を支えられているとき、自分で頭を持ち上げていませんか?そして首が辛くなってませんか?

普段の何気ない生活の中で必要のない筋力を使っていませんか?
このように常に無意識に体に力をいれたまま生活をしている人はけっこう多いのではないでしょうか?
これでは当然筋肉は疲れて、張ってしまいます。
ただでさえ良く使う腕や手、それを動かすために必要な肩や肩甲骨の筋肉達を必要ではない時にまで使っているのですから、疲れて当然といえば当然です。

そんな方達もトリートメントでだんだんリラックスしてきて意識が飛んでいってしまうとちゃんと力が抜け、脱力します。(でも意識が戻るとまた力が入っちゃうんですよねー。)
要するに力が抜けづらい人というのは、意識のある間は常に必要のない筋肉まで使って生活しているかもしれないのです。

ちょっと自分の体に意識を向けてみて下さい。
今パソコンの画面に向かっている方、その肩に、お尻に、脚に力は入っていませんか?

次回は力を抜く練習方法にしたいと思ってます。


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