こころとからだ

アロママの日々感じた事、思った事。

ドイツ国際平和村

2008-08-18 | ひとりごと
先日何気なく見ていたテレビで「ドイツ国際平和村」ついて知りました。
もう随分前から日本でも有名だったようですが、私は全く知らないまま現在まできました。

紛争地域や危機に瀕した地域の子どもたちへの医療援助を行なう為、ドイツの市民によって1967年7月に設立されたそうです。

この施設に住む子供たちは皆、心と体に大きな傷を持つ子供たちばかりで、腕や手のない子や体が不自由な子供がたくさんいました。
皆、紛争などによる爆弾や不発弾や兵士によって傷付けられた子供たちです。
また、最近では2次災害的な被害も多くなっていっているそうです。
生まれた時から生殖器がない子や足が不自由な子や原因不明の病気になる子供たちもいます。
(この子達の体の障害は紛争などによる直接な被害ではないため、(先天的なものとして扱われる)医療補助の対象にならないそうです)

正直ショックでした。
脚を兵士によって傷つけられた2歳の女の子が「ママ、痛いよ~」って泣きながら必死にリハビリをしています。
でもこの子にはママの記憶があるのだろうか?と考えてしまいました。
子供たちの中には良くなっても国に帰りたがらない子供もいるそうです。
母国には優しい父と母がいて、兄弟もいる子が帰りたがるのは解ります。
だけど家族もなく、不発弾だらけで安心して暮せない、遊べない場所になぜ帰りたいと思うのか?
帰っても貧しい生活が待っているだけではないのか?

だけどこの村に一生いる事が子供たちの幸せにはならないのでしょう。
この村で健康な体を手に入れて、母国に帰ってから、誰もが持っているはずの魂の目的を果たす。
たくさんの経験をして感じて、思い、考え、そうして手に入れた知恵を使ってきっとこの子たちが新しい世界を作っていってくれるのだろうと思います。

そしてまた、平和村の人達はただ保護するだけでは平和には繋がらない事が解っているのです。
ホームページにこんな事が書いてありました。
「私たちは傷を手当てするだけでは戦争に対して抵抗しているとは思わない。そしてまたそれが世界平和を永久に手に入れる手段であるとも思っていない。
平和は向こうからやってきてはくれないのだ。」


テレビの中で「この村で平和とは何かをしっかりと学び、母国に帰ってこの子たちが何かをしてくれるのを期待している」と、代表の方が話していたのが印象的でした。

というわけで、平和ボケしている私でも何かの役にたてないかと考えましたが、さすが平和ボケ!何をしていいやらさっぱり解りません。。。。。
なので、まず自分が出来ること、募金をしてみました。

皆さんも是非ご協力をお願いします。
国際平和村HP

寄付金口座
三菱東京UFJ銀行 本店 普通口座 口座番号:0152887
口座名:ドイツ平和村 または AktionFriedensdorf e.V.

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