アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

雨に濡れても・サマーレイン

2007-07-02 | アークツアー 梅雨

  最高気温27度。

 「雨の景色も水墨画みたいで、なかなかいいですねぇ・・・」

そんなゲストの感想を聞いた僕は、カヤックの上からあらためて川景色を見てみました。

 

 ザァザァ降りの雨にけぶる空と川は、モノクローム。

そのあいだの冴えない緑色の岸辺に、ラッパ形の小さな紫色の花が咲いてます。

その花は、夏から秋にかけてひっそりと岸べをいろどるシチョウゲ。

 

 久しく増水がない川は、川原が洗われておらず、川原には、緑のタデが生えホーダイです。

川面の水温は、水がぬるく感じられる27~28度。

 この雨は、空梅雨気味の四国に久しぶりのまとまった雨となりました。

しかし、四国の渇水状態が解消されるほどではありません(香川や松山など)。

この雨で少し増水した四万十川は、コーヒー牛乳色の濁り水に。

「雨を楽しむのもまたよろし」。夏の雨のパドリングでした。