最高気温13度。
「ビュゥービュゥー、ガタガタッ」
雨あがりの夜空に吹きはじめた木枯らしが、我が家の雨戸をガタつかせています。
フトンに包まった僕は、風が鳴らす音をまんじりともせずきいた。
古い我が家は、床下の艇庫からヒンヤリスキマ風が音もなく流れ込んできます。
(板張りにリフォームし、更にスキマを増やしたのは、他ならぬ工作関係が苦手な僕なのですが・・・)
風通りが良くてカイテキなのは、夏場だけですね。当たり前か、さむっ。
うーん、そろそろ部屋の中にテントを張るか、マキストーブでも入れないとフリーズしちゃうなぁ・・・。
あばれていた風は、18日の昼前にはおとなしくなりました。
頭上には、雨に洗われスッキリした青空が広がっています。
チャリを漕いで近くの沈下橋へ。
川原に降りて浅瀬に手をつけてみる。
きっぱりと冷たい水に、川の中にも冬がきたんだ・・としみじみと思う。
(水温計で計ったわけではないけど、水温は12度~13度ほどか)
目の前を、小さなハヤが、すーっと泳いでいきました。
沈下橋にこしかけて、ぼおっと川をながめました。
すると、目の前の岸辺のエノキの枝に、鮮やかなルリ色が。カワセミです。
カワセミは、ふいに枝から飛んだかと思うと、空中で羽をばたつかせホバリング。
そして次の瞬間、水面に向かい真っ逆さまにダイブ。ザブッ!
獲物を捕まえスバヤク水中から上がってきた。うーん、すごいハヤワザです。
それにしても、あの速さで浅瀬に頭から突っ込んで、よく川底に激突しないなぁ。
こんな時、手元の一眼のデジカメが調子よければ、良いシャッターチャンスだったのに・・・。
そのことを少しザンネンに思う、初冬の沈下橋の上でした。