アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

初冬の青空

2006-12-18 | 四万十川 初冬&冬

 最高気温13度。

 「ビュゥービュゥー、ガタガタッ」

雨あがりの夜空に吹きはじめた木枯らしが、我が家の雨戸をガタつかせています。

フトンに包まった僕は、風が鳴らす音をまんじりともせずきいた。

古い我が家は、床下の艇庫からヒンヤリスキマ風が音もなく流れ込んできます。

(板張りにリフォームし、更にスキマを増やしたのは、他ならぬ工作関係が苦手な僕なのですが・・・)

風通りが良くてカイテキなのは、夏場だけですね。当たり前か、さむっ。

うーん、そろそろ部屋の中にテントを張るか、マキストーブでも入れないとフリーズしちゃうなぁ・・・。

 

 あばれていた風は、18日の昼前にはおとなしくなりました。

頭上には、雨に洗われスッキリした青空が広がっています。

 チャリを漕いで近くの沈下橋へ。

川原に降りて浅瀬に手をつけてみる。

きっぱりと冷たい水に、川の中にも冬がきたんだ・・としみじみと思う。

(水温計で計ったわけではないけど、水温は12度~13度ほどか)

目の前を、小さなハヤが、すーっと泳いでいきました。

 

 沈下橋にこしかけて、ぼおっと川をながめました。

すると、目の前の岸辺のエノキの枝に、鮮やかなルリ色が。カワセミです。

カワセミは、ふいに枝から飛んだかと思うと、空中で羽をばたつかせホバリング。

そして次の瞬間、水面に向かい真っ逆さまにダイブ。ザブッ!

獲物を捕まえスバヤク水中から上がってきた。うーん、すごいハヤワザです。

 

 それにしても、あの速さで浅瀬に頭から突っ込んで、よく川底に激突しないなぁ。

こんな時、手元の一眼のデジカメが調子よければ、良いシャッターチャンスだったのに・・・。

そのことを少しザンネンに思う、初冬の沈下橋の上でした。