金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】競馬サークルのドン 吉田勝己氏は何を考想しているのか?

2019-04-26 07:20:01 | 競馬

 まだ金曜日ですが、すでに週末モードのため、競馬をテーマに。

 アーモンドアイが凱旋門賞の登録を取りやめました。予定どおりドバイターフを完勝した後は、「英仏のいずれかで1回レースを使ってから、いよいよ本番の凱旋門賞だ」と、レース後の厩舎筋の情報も流れていたので、かなりのサプライズニュースとなりました。

 これは国枝調教師よりも上のレベルで決定されたことを示しますので、オーナーのシルクレーシング(米本オーナーは吉田勝己氏の娘婿)、すなわち実質的なオーナーである吉田勝己氏の決断によるものと推測できます。しかし、それにしても、どのような考想があって、このような決断に至ったのか、競馬サークル内でも謎となっています。

 まず、アーモンドアイは異なる環境に対して非常に敏感なのではないか? という想像が働きます。ドバイターフについても、最後にあれだけヴィブロスに詰め寄られたのは、それが理由だったのかもしれません。また、これはいつものことですが、レース後の疲労が半端ない(常に全力を使い果たす馬です)ため、万が一の時、すぐに国内のスタッフが総がかりで対応できる環境でないと、安心してレースに出せないと判断したのかもしれません。将来のことも考え、アーモンドアイには国内に専念してもらうことにしたのだと思います。(これは蛇足かもしれませんが、吉田勝己オーナーとしては、国枝厩舎について、海外遠征ノウハウの乏しさに、少し不安を覚えた可能性はあります。ドバイターフのレース後に何か不安になる事件があったのかもしれませんね)

 もう一つの理由が、サートゥルナーリアの皐月賞勝利があるのでは? と私は推測します。サートゥルナーリアのオーナーはキャロットファームですが、これも代表の秋田氏はノーザンファームの場長であり、実質的なオーナーは吉田勝己氏になります。確かに皐月賞は僅差の勝利ではありましたが、あの結果を見て吉田勝己氏はダービーの勝ちを確信したのではないでしょうか?(続く)

 


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