アーモンドアイの凱旋門賞断念の背景に、吉田勝己氏のどんな考想があるのか?
第1はアーモンドアイの特性と体調管理を優先したということで、これは昨日書いた内容をご確認下さい。アーモンドアイには、無事に国内で実績をあげることでレース人生を全うさせる決断をしたのでしょう。そして第2の理由がサートゥルナーリアの存在です。
ダービーの勝利をすでに確信して、この馬の種牡馬としての価値を最大化することに主眼を置き、菊花賞ではなく、凱旋門賞を選択したということだと思います。しかも、海外遠征ならば最も信頼できるのが角居調教師。馬優先主義であり、かつ馬の将来のために細心の注意を払う人ですから、生産界の将来と希望も、すべて託すに値すると考えたのではないでしょうか?
角居調教師は、デルタブルースのメルボルンカップ、シーザリオのアメリカンオークス、ヴィクトワールピサのドバイ・ワールドカップなど、海外遠征での実績は当代随一です。また凱旋門賞でのヴィクトワールピサの出走見合わせなど、馬の体調を第1に考える名伯楽でもあります。
今回のアーモンドアイの凱旋門賞登録せず、のニュース。その本質は、吉田勝己氏によるアーモンドアイとサートゥルナーリアの役割交代、そして角居調教師と国枝調教師の役割交代だったのでは? と勝手に妄想しております。