金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 春の3歳クラシックがいよいよ開幕! 今年は出るか⁉ 牝馬三冠馬!

2023-04-06 04:21:00 | 競馬

 今週末の日曜日から、いよいよ3歳クラシックが始まります。第一弾は、阪神競馬場で行われる牝馬の第一冠目、マイルの桜花賞です。今年のクラシック路線は、牡馬牝馬ともに混戦と言われていますが、それでも牝馬については、暮れの阪神JFを勝ったドゥラメンテ産駒リバティアイランドが頭一つ抜け出していると思います。

 

 まずは、その牝馬路線から展望してみましょう。

 過去のデータを見れば、当然ながら阪神JFの上位組を重視せざるを得ません。特に、圧勝したリバティアイランドは、桜花賞の大本命で間違いないでしょう。一走前のアルテミスSで取りこぼしはありましたが、むしろロングスパート力を見せたあたり、桜花賞だけでなくオークスでも頭一つ抜けた存在と言えます。阪神JF2着のサトノダイヤモンド産駒シンリョクカは、先週までは桜花賞を除外される予定でしたが、リバーラの出走回避でギリギリセーフとなりました。桜花賞では当然上位候補となりますが、サトノダイヤモンド産駒らしく、魅力はロングスパートなので、むしろオークスが面白い存在阪神JF3着のルーラーシップ産駒ドゥアイズも、クイーンCでハーパーの2着と地力のあるところをみせているので、当然この馬も制覇圏内。

 次は、年明け以降の重賞・オープン好走組。シンザン記念を勝ったディープインパクト産駒ライトクオンタムは、牡馬相手に完勝の内容が光ります。ディープ産駒は春先にグンと成長するタイプが多いため、さらに強くなっている可能性有り。ただし、シンザン記念を一緒に走った牡馬たちが、その後の3歳重賞競走で好走しておらず、レースレベル自体が低かった可能性もあります。クイーンCを勝ったハーツクライ産駒ハーパーは、稍重の府中マイルを1分33秒1で豪快に差し切り勝ち。大本命リバティアイランドに対抗できる1番手はこの馬かもしれません。そして不良馬場のフラワーCを大外一気で勝ったハービンジャー産駒エミューこの馬は明らかにオークス向きです。

 トライアル組は、正直言って小粒感が否めません。チューリップ賞のモズメイメイコナコーストペリファーニア、フィリーズRのシングザットソングムーングローブジューンオレンジ、アネモネSのトーセンローリエコンクシェル。8頭とも制覇圏内にあるとは思えません。敢えて1頭だけ選ぶとすれば、アネモネSを勝ったサトノクラウン産駒トーセンローリエのみ。

 あと、阪神JF以前に有力馬と言われた馬たちの中では、アルテミスSを勝ったキタサンブラック産駒ラヴェルのみ、まだ見切ることはできません。前走阪神JFは外枠が堪えた結果であり、もう一度見直す必要ありと思います。ただその他では、札幌2歳S勝ちのドゥーラも、新潟2歳S勝ちのキタウイングも、その後のレースを見る限り、クラシック戦線では期待できるとは思えません

 という訳で、桜花賞に向けて残ったのが、リバティアイランドシンリョクカドゥアイズライトクオンタムハーパーエミュートーセンローリエラヴェルの8頭。なお、桜花賞展望は日曜日にお伝えいたします。

 

 あと、桜花賞には出走は出来ませんが、エルフィンSを逃げ切って勝ったグレーターロンドン産駒ユリーシャは、距離を伸ばして面白い存在なので、オークストライアルで出走権が得られれば、上記の8頭に加えたいと思います。そして、まだ1勝馬ながら、忘れな草賞に出走予定のキズナ産駒グランベルナデットも。これも、忘れな草賞を勝ったら、上記8頭に付け足したいと思います。

 

(皐月賞に向けた、3歳牡馬クラシック展望は来週、また別途お送りいたします!)

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする