金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【訃報】 2018年の日本ダービー馬 ワグネリアンが急逝!

2022-01-06 20:16:17 | 競馬

 2018年の日本ダービー馬ワグネリアンが、1月5日(水)夕刻に、胆石による多臓器不全により亡くなりました。本日、友道調教師から発表がありました。

 

 昨年11月のジャパンカップ後に体調を崩して、治療を重ねていましたが、年末に様態が悪化したそうです。獣医の解剖の結果、大きな胆石が溜まっていたとのこと。胆石は、急な痛みを伴う病気ですので、直近のレースにも何らかの影響があった可能性もあります。

 ワグネリアンは、2017年7月に中京でデビューした後、野路菊Sと東京スポーツ杯2歳Sを連勝したのち、3歳春の弥生賞では、2歳チャンピオンのダノンプレミアムと激突し2着に敗れましたが、5月の日本ダービーでは見事に雪辱を果たして優勝。鞍上の福永祐一騎手も、初のダービー制覇に涙するシーンが印象的でありました。

 3歳秋は神戸新聞杯を快勝したあと休養に入り、4歳初戦は大阪杯でアルアインの3着惜しかったのは、その年のジャパンカップで、勝ったスワーヴリチャードと3着ワグネリアンの差は、4コーナー手前で一瞬速く内側のコースを突いたマーフィ騎手と、安全に外のコースを選択した川田騎手の判断の違い。逆の判断であれば、この1着と3着は入れ替わっていたと思います。

 ワグネリアンは、父ディープインパクト×母父キングカメハメハという黄金配合のダービー馬であり、もしこの時にジャパンカップ制覇が成っていたら、すでに種牡馬入りをしていた可能性があります。ディープインパクト血脈の中でも、また一段と大きな幹になっていた可能性があり、この点、大変悔やまれます。

 

 ワグネリアン、お疲れ様でした。大きな夢をありがとう。

 この病気は、大変に痛かっただろうけど、よく頑張りましたね。

 頑張った分、これからはゆっくりとお休み下さい。 合掌


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【重賞回顧】 中山金杯・京都金杯

2022-01-06 07:42:21 | 競馬

 まずは中山金杯勝ったのは、ロードカナロア産駒レッドガラン6番手追走から、直線では、外の馬場の良いところを選択して、そのまま抜け出して2馬身1/2差の快勝レッドガランは嬉しい重賞初勝利。2~4着は、中団後方待機からの差し馬が入っていますので、この勝ち方は強かったと思います。

 2着は、中団後方から1番外に持ち出して差してきたハーツクライ産駒スカーフェイス。3着は、同じ位置から馬群を縫って差してきたキングカメハメハ産駒ヒートオンビート。4着は、さらに内側を狙って差してきたオルフェーヴル産駒タガノディアマンテ

 

 そして中京の京都金杯勝ったのは、トーセンラー産駒ザダルスタートは悪くありませんでしたが、自然に後方待機の形に。直線では、前々で粘るキングカメハメハ産駒ダイワキャグニーの外側を、あっという間に差し切って1馬身差の快勝ザダルは、エプソムCに続く重賞2勝目。6歳牡馬ですが、まだまだ切れ味に衰えはありません

 2着は、3番手追走から、直線では早め先頭に立って、粘り切ったダイワキャグニー。3着は、4番手追走から、ジリジリと伸びてきていたロードカナロア産駒カイザーミノル。4着は、中団待機からラスト100mで差してきたロードカナロア産駒ダイアトニック


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【3歳戦回顧】 1月5日

2022-01-06 07:41:28 | 競馬

 最初に取り上げるのは、中京1Rダート1800mを勝ったフォートラーンド産駒ロードジャスティス好スタートからマイペースの逃げへ。前半はスロー、後半はスピードの持続力を発揮して6馬身差の圧勝1分54秒8はそこそこの好時計2着は、4番手追走から粘り切ったハーツクライ産駒サドル

 中京5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒チュウワダンス3番手追走から、直線では馬場の中央を選択、同じ位置から馬場の内側を選択したシュー二産駒スーサンアッシャーとの競合いを制して勝利2着はスーサンアッシャー、3着は後方から差してきたルーラーシップ産駒ベアーザベル

 

 中山5R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったディープインパクト産駒アスクビクターモア4番手追走から、4コーナー手前で仕掛けて、直線では、先に抜け出したドゥラメンテ産駒レヴェンジルと馬体を合わせて激しい叩き合いに。クビ差だけ前に出たところがゴール着差は小さいですが、1番外を回して長い競り合いを制したのは、強いの一言。次は重賞で活躍が期待できます

 2着はレヴェンジル、3着は後方から追い込んできたリオンディーズ産駒ヴァーンフリート。2着馬、3着馬も、1勝クラスはすぐに抜けられそうな素材

 

 中京6R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったハービンジャー産駒グランディア中団待機から、直線では早めに先頭に立って、同じく外から馬体を合わせてきたモーリス産駒マテンロウスカイとの激しい叩き合いに。アタマ差だけ凌ぎ切ったところがゴール勝ち馬は良い勝負根性を持っています。前走の黄菊賞では、ホープフルS2着のジャスティンパレスの3着だった馬

 2着のマテンロウスカイは、前走の野路菊Sでロンの3着だった馬。さすが、強い相手と闘ってきただけあります。3着は、後方から差してきたスクリーンヒーロー産駒ボルドグフーシュ

 

 中山10R芝1600mジュニアカップ(L)を勝ったリオンディーズ産駒インダストリア4番手追走から、直線では、馬場の1番外側を選択して、坂を駆けあがりながら、逃げて粘ったシルバーステート産駒ベルウッドブラボーを差し切って勝利マイルまでならば、かなり強い。マイル重賞路線で注目です。

 2着のベルウッドブラボーも、逃げるとシブトイ。常にマークが必要。3着は、2番手から粘り切ったダイワメジャー産駒モンタナゲート


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする