金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 シリウスS・スプリンターズS

2020-10-05 07:08:36 | 競馬

 まずは中京のシリウスステークススタートが悪く、無理をせずに中段につけたカフェファラオが、直線で一番外から楽な手ごたえで差し切りました。初の古馬との闘いも、長距離への不安も、ルメールとのコンビで乗り切って、見事な復活を遂げました。

 ユニコーンSのような派手なパフォーマンスではありませんでしたが、今までとは異なるレース振りを見せることが出来た点、この馬の潜在能力を改めて感じる結果だと思います。さて、このあとは、いよいよ古馬の一線級との闘い、特にクリソベリルという大きな壁が立ち塞がりますが、好枠から先手を取れれば、良い勝負ができると思います。秋のダート路線も楽しみが増えました。

 

 そして、GⅠのスプリンターズステークス想定どおり、モズスーパーフレアによるウルトラハイペースの前半でしたが、出遅れたグランアレグリアは4コーナーを回っても、まだ最後方から2頭目。さすがに間に合わないと見ましたが、終わってみれば、何と2馬身差の圧勝。今の中山の重い馬場で、上り33秒6も驚異的な数字

 勝ったグランアレグリアは、この勝利によって、短距離からマイルまでの統一チャンピオンになったと言えますが、次は阪神のマイルチャンピオンシップではなく、香港スプリントか、香港マイルで、世界一を目指してほしい気がいたします。全ては、コロナの情勢次第ですが。


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【2歳戦回顧】 10月3日~4日

2020-10-05 06:50:44 | 競馬

 まず土曜日の中京2R芝1600mを勝ったエピファネイア産駒スパークル。初戦は勝ったサトノルーチェが強かっただけで、ここは通過点。2歳牝馬重賞路線でも楽しみ中山2Rダート1800mを勝ったネオユニヴァース産駒メイショウムラクモ。1分53秒5と時計も優秀、ダート替わりで潜在力を爆発させました。人気が出にくい馬なので、次も面白い。次は中京4Rダート1800m新馬を勝ったマジェスティックウォリアー産駒のハンディーズピーク。好メンバーが揃った新馬戦で1分53秒9の2歳レコード勝利。ダート戦線の有力馬として要チェック中京5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒クインズラベンダー。良血馬が揃うメンバーに対して2分00秒6の2歳レコードで完勝。こちらも2歳牝馬重賞路線で狙えます

 土曜日の中京9R芝1400mききょうSを勝ったオルフェーヴル産駒ポールネイロン。デビュー戦に続き、逃げ切りで2歳レコードのオマケ付き。これで2歳牝馬路線のトップ争いに加わりました。オルフェーヴル産駒にありがちな、2戦目でコケる、ということもなく、しっかり勝ち切りました。同じく中山9R芝2000m芙蓉Sを勝ったディープインパクト産駒ランドオブリバティ。今の重い中山の芝を苦にせず、流しながら3馬身差の楽勝。ディープ産駒というよりも、ステイゴールドっぽいディープ産駒で、切れ味よりも持続する良い脚が持ち味。2000m以上の重賞で狙いたい馬

 

 日曜日は、中京2Rダート1800mを勝ったマクフィ産駒ロードシュトローム。1分53秒5のレコード勝ちで、マクフィがダートでまた大物候補を出しました。マクフィはダートと、芝では短距離が狙い目ですね。中京3R芝1200mを勝ったモーリス×ドナウブルーのドナウエレンモーリス産駒らしく、3戦目で本格化しました。距離はマイルくらいまで大丈夫だと思います。中京4R芝2000mを勝ったキズナ産駒スパイラルノヴァ。逃げて好タイムで楽勝。初戦はランドオブリバティに僅差の2着だったので、当然の勝利か。こちらも2000m以上の重賞路線で活躍できる。中山5R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒タイトルホルダースケールの大きさを感じさせるドゥラメンテ産駒、覚えておきましょう。

 最後に、日曜日の中山9R芝1600mサフラン賞を勝ったディープ産駒のサトノレイナスデビュー戦よりも遥かに成長した姿を見せてくれました。重い中山の馬場で、後方から反応良く上り34秒0で差し切った勝ち方は素晴らしく、取りあえず、ここで2歳牝馬のトップに立ったと思います。


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