脳出血してから１４１日目（四年前の出来事）

夜中に汗をビッショリかいて何度も目覚めたけれど
クーラーを付けてない方が目覚めが楽になったので
仕事の時間までクーラーを我慢する

異常な暑さなのでキャンセルかと思ったけれど
ミチさんご夫婦が予約通り来店され
こんなにも此処に来ることを励みに来てくださるんだな・・・と感激

仕事をしていると又も私が癒され元気をもらう
余力が出来たので今日もツレの所に行く

担当医が部屋に入って来た時
ツレが歩く練習をする寸前だったので
そのまま、スック！と立ち上がったら
先生「凄いですね」と褒めてくださる

ツレはご機嫌になって
今度は立った姿勢で肘を上げ下げして先生にみせている
担当医は
「足は歩けるようになる人はかなりいるんですけどね～
左手がそんな風に自由に上げ下げ出来るって凄いですね！」と
本心から褒めてくださっている様子なので
ツレは嬉しくてならなかったようだ

一時間ほど病院にいると
また頭痛がしてきたので早々に帰宅すると言うと
ツレは途端にシュンとしてしまう

今までのように面会時間ギリギリまで居て欲しいらしいけれど
私の限界が来てしまいそうになったので
ツレの様子には気がつかない振りをして帰ることにする

帰宅の途中で買い求めたサンドイッチも殆ど食べられず
今夜もクーラー無しで早めに寝る支度をしていると
次男「銀行のキャッシュカードを無くしてしまった！
もしか次にキャッシュコーナーに来た人が使ったら
僕がその分を弁償しないと駄目なの・・・？」と
恐怖に戦いている電話が掛かって来た

「銀行に急いで電話しなさい何時でも電話に出るよ」と教えると
次男「結果を報告します」と言って電話を切る

そのまま起きて待っていると
「カードを止めて貰えた。そして、誰も使った形跡がないって」と
心からホッとした報告をしてきた。

「キャッシュカードと銀行の連絡先や口座番号などを書いた紙は
別に保管して紛失したら直ぐに連絡するといいよ」と
今後の注意点を幾つかアドバイスして電話を切る

キャッシュカードがないと分かってから連絡出来るまでに
さぞ怖かったのだろうと思うと
私の眠気が飛んでしまって、中々寝付けず困る

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