脳出血してから１４３日目（四年前の出来事）

野々○さんの予約時間が夜なので
先にツレの病院に寄ってから新横浜に行こうかな？と思ったけれど
今の私にはそれだけの余力がない

約束の時間にお隣さんを迎えにいく
新横浜クリニックに着くと仕事モードになり
ツレのことは忘れることが出来た

今夜は、何人もの見知った患者さん達に会いでき
みなさんお元気そうでホッとする
ガンや膠原病の厳しい病気と闘って居られる方達なので
その方達が、こうして再診を続けていることを見聞きすると
やっぱり丹羽療法は凄いな～！と感謝する

野々○さんの待ち時間に、自分のビタミン注射を受け
丹羽先生のスピーチを久しぶりに聴く
少しずつ先生の気持ちが乗って来て
丹羽先生の患者を思う心が分かるいいスピーチだ

やっと野々○さんが呼ばれ
私の予測した通り、入院を勧められる
そこまでは考えておられなかった野々○さんご夫妻は
決断を先送りにして
９月２日の再診を約束して帰ることになる

野々○さんが、かかっている病院宛に渡す手紙を待っていて
帰りは終電ギリギリになる

更に集中豪雨の為に八王子で３０分も駅で待たされ
武蔵小金井に到着したのは深夜一時を回ってしまう
無事に帰れるか心配だったので
先を急いで夕飯を食べ損ねていた私達だったけれど
此処まで戻れたら安心！

タクシーも見当たらないので
お隣さんと二人で歩きながら帰ることにする
涼しい夜風に吹かれ会話が弾む

途中で空腹を覚えたのでコンビニに飛び込み
おにぎりを買い求め
歩きながら食べるオバチャン二名

ベッドに横になれたのは深夜３時を過ぎてしまったけれど
思い出に残る夜になる